5月5日、6日、女子ラグビーの日本一を決めるサーキットシリーズ「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2024・鈴鹿大会」が行われ、ながとブルーエンジェルスが2大会ぶりの優勝を飾った。前回の熊谷大会では日本体育大学女子ラグビー部に準々決勝で敗れ、連勝記録が33でストップした「常勝集団」は今大会でしっかり復活を果たした。
ファイナルの相手は東京山九フェニックス!は2トライを決められた後の逆転劇
ファイナルは東京山九フェニックスとの一戦となった。前半フェニックスに2トライを奪われ流れを取られたながとだったが、4分に新野由里菜がトライを返すと、前半終了間際、アマーリ・ハラのブレイクから再び新野がトライを決め同点に。プルーニー・キヴィットのコンバージョンも決まって14-12と逆転して前半を終えた。
後半の入り、プルーニーが裏のスペースへボールを蹴り込むと反応したアマーリがキャッチしてトライ。さらに4分、プルーニーが再び裏へショートパント。そのボールをフェニックス・野原みなみとプルーニー自らチェイスするもふたりとも確保できず、乱れたボールが新野の手中に。新野がそのままインゴールまで走り抜けトライ。28-12と勝利を近づけた。
またMVPには決勝戦で3トライ、今大会6トライを決めた新野由里菜(ながとブルーエンジェルス)が選ばれた。
鈴鹿大会最終順位
1位 ながとブルーエンジェルス
2位 東京山九フェニックス
3位 パールズ
4位 日本体育大学ラグビー部女子
5位 YOKOHAMA TKM
6位 アルカス熊谷
7位 ナナイロプリズム福岡
8位 自衛隊体育学校PTS
9位 追手門学院大学女子ラグビー部VENUS
10位 横河武蔵野アルテミ・スターズ
11位 日本経済大学女子ラグビー部アマテラス
12位 チャレンジチーム
シーズン総合順位(第3戦終了時点)
ポイント数で、ながとブルーエンジェルス、東京山九フェニックス、パールズの3チームが52で並んだ。最終花園大会で優勝はもちろん、ポイント数あるいは、得失点差で上回れば総合優勝が決まる。
1位 東京山九フェニックス 52ポイント(得失点差347)
2位 ながとブルーエンジェルス 52ポイント(得失点差344)
3位 パールズ 52ポイント(得失点差282)
4位 日本体育大学ラグビー部女子 38ポイント
5位 YOKOHAMA TKM 36ポイント
6位 ナナイロプリズム福岡 30ポイント(得失点差32)
7位 アルカス熊谷 30ポイント(得失点差-5)
8位 自衛隊体育学校PTS 22ポイント
9位 追手門学院大学女子ラグビー部VENUS 11ポイント
10位 横河武蔵野アルテミ・スターズ 9ポイント
11位 チャレンジチーム 6ポイント
12位 日本経済大学女子ラグビー部AMATERUS 4ポイント
今シーズンは最下位(チャレンジチームを除く)のチームが自動降格(*入替戦は行われない)という規定のため、追手門、アルテミ、アマテラスの3チームによる残留をかけた戦いにも注目したい。