5月5日(祝)、三重県、三重交通Gスポーツの杜・鈴鹿では「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2024鈴鹿大会」が行われた。女子ラグビーの日本一を決めるサーキットシリーズは全4戦行われるがその第3戦となる。
1日目は12チームが3つのプールに分かれて総当たり戦を行い上位8チームが決勝トーナメントに進出することができる。20度を超す暑さの中行われた18試合をダイジェストで振り返る。
プールA PTS 7 - 24 アルカス熊谷
2分、園村のトライで先制。4分、中澤のトライでリードを広げる。PTSは前半の終盤、ボールポゼッションをあげるもそのまま前半終了。
後半2分、アルカスがディフェンスでプレッシャーをかけ園村がトライ。キックオフボールをキャッチした秋田がそのままトライ。渡邉のゴールも決まるも、アルカスは永瀬が試合終了間際にトライ。7-24でアルカスが快勝。
プールA フェニックス 33 - 0 日経大アマテラス
4分、松村のトライでフェニックスが先制。野澤のトライで14-0とリードして前半終了。
後半も松村のトライでリードを広げると、サクラセブンス、大竹がファーストタッチでトライ。6分、岡元がダメ押しのトライ。33-0でフェニックスが完勝。
プールB ながと 36 - 7 ナナイロ
田中のプレッシャーからボールを奪ったジラワンがトライ。さらにながとはディフェンスでプレッシャーをかけてボールを奪うと新野がトライ。さらに前半ラストプレーでジラワンがトライを追加し、17-0とリードして前半を終了。
後半、ナナイロが黒田のトライで追撃するも、アマーリのトライですぐさま突き放す。さらに5分、ナナイロが自陣でペナルティ。クイックでリスタートしたながとは、ソフィーがトライを決めて試合を決めた。後半ラストプレーでもアマーリがトライを決めて36-7で快勝。
プールB パールズ 48 - 7 アルテミ・スターズ
高崎のトライでアルテミが先制。この日が誕生日のジャネット・オケロがハットトリックを決めてパールズが一気に逆転。さらに前半ラストプレーでニアがトライ。24-7でパールズリードして前半終了。
後半、キックオフボールをキャッチしたモニークが一気にゴールへ。チームに勢いをもたらすトライでパールズがリードを広げる。さらに今季で引退を表明、最後の鈴鹿となる保井がトライ。リオーシャンもトライを追加し41-7とリードを広げる。古屋もラストプレーでトライを決め、48-7とパールズが大勝。
プールC 日体大 14 - 12 追手門VENUS
徳永のトライでVENUSが先制。日体大は、谷山のトライで同点にして前半終了。後半4分、吉川のトライでVENUSがリード。追いかける日体大は、大内田、島本のコンビネーションでブレイク。山口のゴールは決まらず12-10と日体大が2点リードでそのまま時間切れ。日体大が辛くも初戦勝利でスタートした。
プールC TKM 27 - 0 チャレンジ
2分、グレースのトライでTKMが先制すると、5分にはアカニシのトライでTKMがリードを広げる。後半もグレースのトライで17-0。6分、ロエラのトライでリードを広げる。チャレンジはなかなか力を出しきれぬまま初戦を落とした。
プールA PTS 33 - 12 日経大アマテラス
テマレシのゲインから原田がサポートに入ってトライ、アマテラスが先制。PTSは、すぐさま葛西のトライで逆転すると5分、秋田のトライでリードを広げると前半ラストプレーでは伊藤がトライを決め19-5とリードして前半終了。
後半3分、フォワードでスペースを作り、再び秋田にボールを繋いでPTSが突き放しにかかると5分、黒田がステップで相手を振り切りゴール中央へトライを決めPTSが試合を決めた。アマテラスは、後半ラストプレーで長谷部が意地のトライを決めるも33-12でPTSが勝利。
プールA フェニックス 17 - 0 アルカス熊谷
先制したのはフェニックス。大黒田のブレイクから野原がトライ。前半ラストプレー、ボールをタッチに蹴り出すことなく、互いに仕掛けるが、最後はフェニックスがボールをつないで岡元がトライを決め前半終了。
後半互いにスコア奪えないまま、ラストプレーで岡元がトライを決めてノーサイド。タイトな展開となったが、終わってみるとフェニックスが零封で完勝。
プールB ながと 36 - 0 アルテミ・スターズ
この試合は先発のニアのトライでながとが優位に試合を進めるとその後も手を緩めることなく攻め続けこちらも完封勝利でながとが2連勝。.
プールB パールズ 19 - 17 ナナイロ
「死の組」プールBで注目の一戦となったこの試合は最後までわからない展開となった。両チームのフィニッシャー、迫田、ジャネットがそれぞれトライを決めてゲームが動く。ジャネットはこのトライで大会通算100トライを達成した。前半ラストプレー、モニークがブレイクしトライ。12-5とパールズがリードして前半終了。
追いかけるナナイロは後半、迫田のトライで12-10と2点差にさらに5分、籔内のトライで逆転に成功する。追い込まれたパールズは、後半6分、古屋がすぐさまトライを決めて再逆転し2点のリードを守りきりパールズが接戦をものにした。
プールC 日体大 10 - 0 チャレンジ
谷山のトライで先制した日体大は、3分、パスインターセプトから大内田がトライ。この後試合は膠着状態となり、互いに後半はスコアレスのまま試合終了。日体大が2連勝を果たした。
プールC TKM 15 - 5 追手門VENUS
2分、グレースのトライでTKMが先制。前半、その後互いにスコアレスのまま前半が終了。後半3分、堀川のトライでTKMがリードを広げる。5分、アカニシのトライでTKMが突き放す。後半ラストプレーで徳永が意地のトライを決めるも試合終了。15-5でTKM勝利。
第3巡目の試合結果
プールA アルカス熊谷 20 - 5 日経大アマテラス
プールA フェニックス 12 - 14 PTS
プールB ナナイロ 29 - 5 アルテミ・スターズ
プールB パールズ 5 - 26 ながと
プールC 追手門VENUS 12 - 28 チャレンジ
プールC TKM 17 - 0 日体大
ここまで2連勝の前回大会優勝した東京山九フェニックスがプール戦最終戦で自衛隊体育学校PTSに敗れた。「死の組」プールBはながとブルーエンジェルスが首位通過、パールズが2位通過、ナナイロプリズム福岡が8位通過となった。
1位 ながとブルーエンジェルス
2位 YOKOHAMA TKM
3位 東京山九フェニックス
4位 パールズ
5位 アルカス熊谷
6位 自衛隊体育学校PTS
7位 日本体育大学ラグビー部女子
8位 ナナイロプリズム福岡
9位 チャレンジチーム
10位 追手門学院大学女子ラグビー部VENUS
11位 日本経済大学女子ラグビー部AMATERUS
12位 横河武蔵野アルテミ・スターズ