昇格大会に挑むサクラセブンズ候補の14人に、最年少で名を連ねた。
平野優芽はこの4月1日から、高校3年生になった。3月15日に17歳の誕生日を迎えたばかり。ピカピカのセブンティーンである。
逸材揃いの同学年。その中でトップランナーとして走ってきた

昨年12月27日、花園女子15人制では勝利を決定づけるトライを決めた
同じ学年には、昨年12月の15人制ワールドカップ・アジアオセアニア予選に最年少で名を連ねたFW加藤幸子(名古屋レディース/中部大春日丘高)、小西想羅(ラガールセブン/国学院栃木高)、SH津久井萌(千葉ペガサス/東農大二高)がいる。清水麻有やライチェル海遥、堤ほの花、野田夢乃らが居並ぶ学年(新大学2年)にも劣らないゴールデンエイジ。この逸材揃いの学年でも、優芽はトップランナーとして、名を知られた存在だった。

高1の2015年6月、太陽生命セブンズ東京大会でMVPに輝いた
中3で出場した太陽生命カップ全国中学生大会では優勝したU15東京都・合同チーム選抜で最多の5トライをあげ、チーム内MVPを受賞。高校生になってわずか3カ月で太陽生命ウィメンズセブンズ東京大会ではラガールセブンのBKで出場、大会最年少の15歳3カ月で、決勝トーナメント3試合で4トライを決めMVPに輝いた。
そんなトップランナーだけに、昨年12月の15人制ワールドカップ予選で、同級生3人が代表入りしたことには複雑な思いもあったという。