2月22日(日)、「NTTジャパンラグビー リーグワン」ディビジョン1の第9節が行われた。5位だった東京サントリーサンゴリアスは東京・秩父宮ラグビー場に横浜キヤノンイーグルスを迎えた。
11,790人のファンが集う中、一昨シーズン、昨シーズンはリーグ戦で負けていた相手にホストのサンゴリアスは序盤から試合主導権を握り、前半は20-12でハーフタイムを迎えた。

入場を待つジェシー・クリエルと流大

土永旭

前半4分田村優がPGを狙うも失敗

パトリック・ヴァカタの先制トライ

コルビの突破

イザヤ・プニヴァイのトライ

コルビは前半、4本のキックすべて成功

前半35分コルマック・ダリーのトライ
ただ後半4分、危険なプレーでLOサム・P・ジェフリーズがイエローカード(最初はイエローカードだったがバンカーで格上げされ、20分レッドカードに)となり数的不利に。直後にトライを許し、PGも決められて20-22と逆転を許してしまった。

横浜CTB梶村祐介は古巣相手の突進

中村駿介も古巣との対戦

後半10分m田村優のPGが決まりイーグルスが逆転
ただ、ピンチに陥っても集中力が高かったサンゴリアスフィフティーンは後半14分、モールを押し込み、HO堀越康介が押さえて25-22と逆転。その後、相手にもう1枚、イエローカードが出たこともあり、サンゴリアスはトライを量産し、結局、後半だけで6連続トライを重ねて54-22で快勝。勝点5を得たサンゴリアスは5位の東芝ブレイブルーパス東京(勝点25)を抜いて、勝点26として4位に順位を上げた。

後半14分、堀越康介の逆転トライ

チェスリン・コルビのゴール

ショーン・マクマーンのトライ

中村亮土のフリップパスから

中野将伍がゴール中央にトライ

コルビがゴールを難なく決めて44-22

後半28分、尾崎秦雅のトライ

試合終了間際の38分にも尾崎秦雅がトライ
試合後、逆転トライを挙げたFWリーダーの一人で、前キャプテンのHO堀越に話を聞いた。
東京サントリーサンゴリアス HO堀越康介

堀越康介
――試合を振り返って
前半から腕相撲みたいな試合が続いていて、レッドカードが出た中でもしっかり落ち着いて、自分たちのプランが遂行できた。ここ数年、イーグルスには負け越していた、勝ちきれなかったので意識していました。
――後半、逆転されて嫌な雰囲気にならなかった?
まったくならなかったですね。練習からシンビンになったときのプランを入れています。そういうのをやっている中ですぐに(メンタル)チェンジできた。
(シンビンの練習は)僕らに事前にないが練習中にシンビンという状況を作ってやります。(誰が外に出るかわからない状況で)はい。今週はディフェンスをやっていた。不安が残るのであれば確認します。
――逆転された後、サンゴリアスらしい6連続トライで快勝でしたね!
僕のトライのところはハドルで「絶対、FWで獲るぞ!」と言っていました。(その後)スペースのあるところにうまくボールを運べた。うちにはFBチェス(チェスリン・コルビ)もそうだし、WTB(尾崎)泰雅もそうだし、1対1で勝てる選手がいっぱいいるので、良い形でボールを運べてゲインが切れたなと思います。
――数的不利な時、堀越さんから選手にメッセージを送った?
僕らはホッコ(ホッキングス)と一緒にFWをずっと担当していますが、とにかく良い、強いキャリー、良いブレイクダウン、そして早くて良いボールをBKに出すというところをやっています。
――SH流ゲームキャプテンが、会見でシンビンが出た後にチームが攻撃的になったとと言っていました。
そういう都市伝説ありますよね(笑)。変な話ですけど、人の1.5倍が動くという感覚をフィールド上ですごく感じました。僕らのスピリッツ、「プライド・ネバーギブアップ・リスペクト」が集結するのを、すごく肌で感じることがあります。
――やはり、今日も攻撃的になった?
今日も、相手もキックオフ後に蹴ると思って配置したんですけど、僕らも自陣から回してチャンスを広げていたので、裏をかいた良いプレーができました

中村亮土
――帝京大の先輩でもあるSH流&CTB中村選手の2人が今シーズンで引退しますが……
一番、良い形で送り出したいなというのが一番です。(話を聞いたとき)より気合いが入りましたし、毎年、そのシーズンに全員が懸けていますが、より特別な思いが一つに乗ったというか、2人のために体を張りたいなと思います。
――リーグワンの半分の9試合が終わりました(東京SGと相模原は8試合)。4位に上昇しました。
ずっと僕らはトップ4と自分たちは何が違うのかとレビューをしてきました。まだまだトップ4より伸びシロがあると毎週、毎週、感じています。(自分たちが)トップ4に入ったからそれがなくなるわけではなくチャレンジャーとしてやっていきたい。
(トップ4との差は)一つは確か、良いタックルのアベレージの%が、トップ4のチームは僕らより5%高かった。だから今日、良いタックルができた。そこが伸びシロかなと思います。アタックは良いので、昨シーズン、ディフェンスが課題だったので(今後もやっていきたい)。
斉藤健仁スポーツライター。1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。印刷会社の営業を経て独立。サッカーやラグビー等フットボールを中心に執筆する。現在はタグラグビーを少しプレー。過去にトップリーグ2チームのWEBサイトの執筆を担当する。リーグワン、日本代表を中心に取材。 プロフィールページへ |

斉藤健仁