ヒート3連勝ならず。ダイナボアーズに逆転負け。パブロ・マテーラ、平野叶翔に訊く | ラグビージャパン365

ヒート3連勝ならず。ダイナボアーズに逆転負け。パブロ・マテーラ、平野叶翔に訊く

2026/02/14

文●野辺優子


2月14日(土)、前節、リーグ2連覇中の王者・東芝ブレイブルーパス東京をやぶり、連勝を飾った三重ホンダヒートと、連敗中の三菱重工相模原ダイナボアーズと神奈川県・相模原ギオンススタジアムで対戦した。

ヒートも16分、今季初先発のWTBテビタ・リーの突破から最後はHO肥田晃季インゴールへ飛び込みトライ。コンバージョンも成功し逆転。

21分にFLジャクソン ・ヘモポのトライでダイナボアーズが再びスコアをひっくり返すが、26分、ゴール前モールからFLタリフォロフォラ・タンギパが押し込みトライ。さらに29分、再びWTBリーのゲインからゲームキャプテンのFLフランコ・モスタートへとつなぎ連続トライ。17-8とリードを広げる。ダイナボアーズも前半終了間際にNO8マリノ ・ミカエリトゥウがトライを返し17-15とヒートが2点をリードし折り返す。

後半開始直後、ダイナボアーズはNO8ミカエリトゥウが2本目のトライを挙げ再逆転。
しかしヒートは4分、SH土永雷、10分にWTBリー、15分にCTBジョニー・ファアウと連続でトライし34-22まで点差を広げる。

土永雷の同点トライ

土永雷の同点トライ



後半12分CTBジョニー・ファアウリのトライで10点差

後半12分CTBジョニー・ファアウリのトライで10点差


だが、17分、WTBベン・ポルトリッジがイエローカードにより数的不利となると、ダイナボアーズはNO8ミカエリトゥウのハットトリックとなるトライを皮切りに10分で3本のトライを決めて39-34とまたもや逆転。

勝利を諦めないヒートは試合修了間際に自陣からボールを継続するも、逆にダイナボアーズにトライを許し44-34でノーサイド。

ヒートは初の3連勝とはならず、ダイナボアーズは昨年12月21日以来の勝利を挙げた。

三重ホンダヒート キアラン・クローリーHC

キアラン・クローリーHC、フランコ・モスタートキャプテン

キアラン・クローリーHC、フランコ・モスタートキャプテン


まずはダイナボアーズの皆さんに敬意を表したいと思います。
本日の試合において、強いファイト、そして逆転への覚悟と意思の強さを見せた結果だと思います。
我々としては非常に悔しい結果です。

チャンスをいくつか作ることができていましたが、
それを得点につなげることができませんでした。一貫性の無さ、そしてミスにミスを重ねてしまったことで、試合の流れを失い、逆転を許してしまいました。最後にはボーナスポイントを獲得するチャンスも逃してしまい、非常に悔しく思っています。

――先週と今週の準備で何か変更はありましたか?

いいえ、特に変更はありません。先週は非常に安定したパフォーマンスができていましたし、フィジカル面でも良い内容でした。ただ、プレーオフやタイトルを狙うのであれば、毎週安定したプレーを続けなければなりません。今日はそのエネルギー、精度を維持できませんでした。そこが課題です。

――試合終盤の判断についてはどう受け止めていますか?

フィールド上での選手の判断は全面的に信頼しています。アタックを継続するという意図の中での判断であり、その選択は尊重されるべきものです。我々はアタッキングなチームでありたいと思っています。消極的な姿勢になることは望んでいません。ただ、その判断が結果として代償になりました。シーズン終盤には重要な意味を持つかもしれませんが、今はこの結果を受け止め、次へ進むだけです。

FLフランコ・モスタートゲームキャプテン

フランコ・モスタート

フランコ・モスタート


本日、ダイナボアーズが強い覚悟を持ってこの試合に臨んでいたことは理解していました。また、コンディション面でも風が強い状況でした。ボックスキックなどの局面で我々のミスもありましたが、修正できる部分であると考えています。次節に向けてしっかり修正し、自分たちにフォーカスしていきたいと思います。

――ハドルで選手たちにはどんなメッセージを送りましたか?

次は新しい試合、新しいチャレンジという意識を持たせることを重視しました。強い相手と良い試合をした後は、どうしても気の緩みが出ることがあります。簡単な試合になると思ってしまうこともありますが、常に挑戦は続きます。「新しい日、新しいチャレンジ」、それを伝え続けました。

――後半の15分間で流れをつかみ、22mライン内へ攻め込む場面も多く見られました。その時間帯は非常に良い展開だったと思いますが、その後、22mエリア内でなかなかスコアに結びつかなかった点について、要因をどのように分析されていますか?

22mエリア内でのチャンスは作れていましたが、得点には結びつきませんでした。
ゴール前での細かなミスが響いた形です。試合を振り返り、次節に向けて修正していきます。

日本代表候補選手としてリストに入ったPR平野叶翔

平野叶翔

平野叶翔


――試合を振り返ってください。

そうですね。スコアできるチャンスはありましたが、取り切ることができなかった部分がありました。
セットプレーのところでは、相手の方がうまく遂行できていた印象があります。試合全体としても、特に前半は相手に主導権を握られていた感覚がありました。その小さな点が、最終的な点差につながったと感じています。


―― チームとしての課題はどこにありますか?

シーズン初めと比べると、チームとしてかなり良くなっていると思います。
ただ、一貫性という部分ではまだ課題があります。試合に出ているメンバーが、
もっと自分たちの強みを体現しなければならない。特にスクラムですね。
自分たちの武器であるスクラムを、試合の中でしっかり見せなければいけない。
そこでアドバンテージを取れなかったことが、今日の一つの要因だったと思います


――日本代表候補に名前が入ったことについて。

まずは素直に嬉しかったですね。ただ、それ以上に、より一層頑張らなければいけないと感じました。

評価されたのは、やはりスクラムとワークレートの部分だと思います。そこはさらに高みを目指したいと思っています。スクラムは自分の強みでもありますし、チームの武器にもなる部分です。だからこそ、今日のようなスクラムを組み続けること。チームの強みになれるスクラムを見せること。それが自分の仕事だと思っています。まだ何も始まっていませんので、まずはキャンプに参加できるよう努力していきたいです。

チームの中で特別な話をしたということはありませんが、近藤雅喜レフェリーや斎藤展士コーチなど代表に関わっている方々や関係者の話はよく聞きます。
やはり『しっかり走ること』ですね。そこは非常に重要だと感じています。ファンの皆さんにも日本代表での姿を見せられるよう、しっかり頑張りたいと思います。

――次戦は久しぶりの鈴鹿でのゲームです。

来週はホームでの試合になります。自分たちはあの環境が本当に好きですし、非常に良い雰囲気の中でプレーできます。ファンの皆さんに勝利を届けられるよう、また一週間しっかり準備していきます。いつも素晴らしい応援をありがとうございます。本当に自分たちの力になっています。来週も重要な試合になりますので、引き続き応援よろしくお願いします。

NO8パブロ・マテーラ

パブロ・マテーラ

パブロ・マテーラ


今日は自分たちにとって、ベストのパフォーマンスではなかったと思います。
後半、特に終盤にかけて多くのスコアが動きましたし、最後の20分で相手に3トライを許してしまいました。80分間を通した一貫性という部分は、大きな課題だと感じています。原因については、何か一つだけではないと思います。今日の試合の強度は自分たちのベストレベルではありませんでしたし、少しギアが一段落ちていた感覚もありました。


また、イエローカードの時間帯で失点してしまったことも試合に影響したと思います。ただ、それだけが理由ではないとも思っています。チームとして、細かな部分の精度や遂行力を80分間維持することが重要ですし、そこはしっかり改善していきたいです。

次は久しぶりに鈴鹿でのホームゲームになります。ここ数試合は移動が続いていましたので、ホームでプレーできることをとても楽しみにしています。ファンの皆さんの前で、より良いパフォーマンスをお見せできるよう準備していきます。

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