全国U18女子セブンズ全試合フォトレポート | ラグビージャパン365

全国U18女子セブンズ全試合フォトレポート

2025/10/29

文●大友信彦


「女子の花園」第8回全国U18女子セブンズは25-26日、熊谷ラグビー場Bグラウンドで行われ、四日市メリノールが準決勝で福岡RFCと引分け抽選で決勝に進み、決勝では3連覇を狙う関東学院六浦を12-7で破り初優勝を飾った。

大会には全国の予選を勝ち抜いた15チームと、単独チームのない北海道ブロックからは北海道選抜の計16チーム。大会はトーナメントで行われ、1回戦の勝者によるカップトーナメントと敗者によるコンソレーション戦、それぞれ2回戦の勝者と敗者による各順位決定戦が行われた。

DAY2はカップ戦、5位以下戦、9位以下戦、13位以下戦それぞれの準決勝からが行われた。

カップ戦4強に進んだのは大会初の3連覇を目指す関東学院六浦と、初優勝を目指す福岡RFC、四日市メリノール、追手門学院。夏の菅平セブンズでは福岡が六浦と引き分け両者優勝で、四日市メリノールは六浦と準決勝リーグで引き分け。実力伯仲との下馬評は、大会が進むにつれ現実となった。

【準決勝1 四日市メリノール12-12福岡RFC(抽選で四日市が決勝へ)】

準決勝第1試合の福岡-メリノールは開始からメリノールが福岡ゴール前まで攻め込むが、福岡は粘り強いDFで落球を誘うとゴール前からカウンターアタック。大内田彩月がまるまる100mを切り返す圧巻のトライを決めて先制。

一方のメリノールも4分、河内陽愛主将が右サイドを快走してトライを決め同点に追いつく。その後も互いにトライを取り合い、メリノールが14-12とリードして前半を終了。

メリノール・河内のトライ

メリノール・河内のトライ


メリノール・西口のトライ

メリノール・西口のトライ

後半5分、メリノールは原明咲が左隅に突き放しのトライを決めるが、池永結那のコンバージョンはポストに当たって惜しくも失敗。福岡も反撃する雨で滑るボールに細かいハンドリングミスが続き、なかなかアタックが継続できない。8分、時計を見たメリノールがボールを外へ蹴り出すが、ロスタイムがありまだゲームは継続。

福岡⑩西端湊美

福岡⑩西端湊美



反撃のチャンスを得た福岡はそのラインアウトから攻撃を継続し、再び大内田がトライ&コンバージョンを決め、19-19の同点に追いついて試合終了となった。この大会には延長戦の規定がなく、両校の主将が抽選を行い、メリノールが初の決勝に進んだ。

福岡⑥大内田彩月トライ

福岡⑥大内田彩月トライ


引き分け決着に戸惑いの表情

引き分け決着に戸惑いの表情

【準決勝2 関東学院六浦 17-5 追手門学院】

準決勝第2試合は関東学院六浦と追手門学院が対戦。試合は前半2分、六浦が⑦島津穂実のトライで先制。追手門も激しいタックルと素早いパス回しで対抗するが、やはり雨で滑るボールにリズムをつかみきれず得点には至らない。

六浦⑤青山羽菜

六浦⑤青山羽菜


六浦⑦島津穂実に追手門が3人がかりでタックル

六浦⑦島津穂実に追手門が3人がかりでタックル

前半は六浦が7-0とリードして折り返すと、後半2分には相手ゴール前でPKを得た六浦のSH佐藤多恵が、意表を突いて」ポイントよりも後方でタップして速攻。

六浦①井上蒼央

六浦①井上蒼央


六浦④佐藤多恵

六浦④佐藤多恵

これが追手門DFの虚をつく形となり佐藤がそのままトライ。六浦は4分にも島津が2本目のトライ。追手門もロスタイムに⑦齋藤心咲がトライを返すが、17-5で六浦が勝利した。

六浦⑦島津穂実

六浦⑦島津穂実

【決勝 四日市メリノール 12-7 関東学院六浦】

そして迎えた決勝。池田韻レフリーのホイッスルで始まった試合は、メリノールがキックオフから相手ゴール前に侵入し、六浦のアタックに粘り強くプレッシャーをかける。2分、相手ゴール前のスクラムからアタックをかけ、PKを誘うと河内主将がクイックスタートし、⑤原田唯衣が左中間にトライ。③池永結那がコンバージョンを決めメリノールが7点を先制する。

前半2分、四日市⑤原田唯衣が先制トライ

前半2分、四日市⑤原田唯衣が先制トライ


喜ぶ四日市の選手たち

喜ぶ四日市の選手たち

六浦は4分、自陣22m線付近から②浅利那未主将がDFのギャップを突いて抜け出し相手22m線付近までビッグゲイン。しかしメリノールは⑦西口さくらが後方から追いついてタックル。六浦もボールを継続するが、そこからゴールに迫った④佐藤多恵に再び西口がタックルしてノットリリースのPKを奪う。

前半4分、六浦の浅利那未が自陣からビッグゲイン

前半4分、六浦の浅利那未が自陣からビッグゲイン


四日市⑦西口さくらが追いついてタックル

四日市⑦西口さくらが追いついてタックル


六浦はアタックを継続。④佐藤多恵がゴール前に持ち込むもノットリリースザボールでトライならず

六浦はアタックを継続。④佐藤多恵がゴール前に持ち込むもノットリリースザボールでトライならず

好機に決め切れなかった六浦だが、ハーフタイム直前、メリノールのアタックでの落球を六浦・浅利主将が拾ってカウンターアタック。右に⑦島津が大きくゲインすると、⑤青山羽菜が左へ大きくゲイン。フェイズを重ねて、再びボールを持った青山が相手DFの隙間を突いてトライエリア中央まで回り込んでトライ。自らコンバージョンも決め7-7の同点でハーフタイム。

共に厳しいディフェンスの応酬となった

共に厳しいディフェンスの応酬となった


前半8分、相手の落球を拾った浅利主将から六浦はカウンター、前進した島津から青山羽菜が大きくグラウンドを横断し

前半8分、相手の落球を拾った浅利主将から六浦はカウンター、前進した島津から青山羽菜が大きくグラウンドを横断し


再びパスを受けた青山がトライ

再びパスを受けた青山がトライ


青山がコンバージョンも蹴りこみ7-7の同点で前半終了

青山がコンバージョンも蹴りこみ7-7の同点で前半終了

後半も息詰まる攻防が続き、スコアが動いたのは後半4分だった。自陣のスクラムでFKを得た六浦がアタックに出るも、滑るボールに落球。そこにメリノールの河内主将が猛然と飛び込んでフロントセービング。そのボールを②赤木陽菜子が拾い上げると⑤原田唯衣へ。六浦は⑥伊藤千尋が必死に戻ってタックルするが、原田は倒されながらオフロードパス。これを捕ったメリノール②赤木が、標的を変えた伊藤のタックルを受けながら右中間に決勝トライ。残る2分間も思い切りのいい出足で六浦のアタックを寸断し続け、最後はボールをキープすると、冷静にレフリーに時間を確認した上で蹴り出しノーサイド。落ち着いたゲーム運びで初の王座をつかみ取った。

四日市⑧遠藤夢佳を止める六浦⑦島津穂実

四日市⑧遠藤夢佳を止める六浦⑦島津穂実


後半5分、六浦のパスが乱れたところに四日市⑥河内主将がフロントセービングで飛び込みターンオーバー

後半5分、六浦のパスが乱れたところに四日市⑥河内主将がフロントセービングで飛び込みターンオーバー


ゴールに迫る四日市⑤原田に六浦⑥伊藤ちひろがタックル

ゴールに迫る四日市⑤原田に六浦⑥伊藤ちひろがタックル


四日市⑤原田は倒れざま②赤木陽菜子にオフロードパス

四日市⑤原田は倒れざま②赤木陽菜子にオフロードパス


赤木は六浦④佐藤多恵と⑥伊藤ちひろのタックルを受けながら

赤木は六浦④佐藤多恵と⑥伊藤ちひろのタックルを受けながら


右中間トライラインに飛び込んだ

右中間トライラインに飛び込んだ


このままノーサイド。喜ぶ四日市の選手たちと敗れて肩を落とす六浦の選手たち

このままノーサイド。喜ぶ四日市の選手たちと敗れて肩を落とす六浦の選手たち

四日市メリノール黒須監督胴上げ

四日市メリノール黒須監督胴上げ


メリノールの黒須浩二監督は「去年のこの大会では初日の2回戦で六浦さんに負けて、そのときから今シーズンが始まってここにつながっています。サイズが大きいわけではないので、ひとつひとつのブレイクダウンをていねいに、球際の精度を上げることを目指してきた。きょうは準決勝、決勝と、選手たちが集中してプレーしてくれました」と選手を称えた。

1位:四日市メリノール学院


メリノールとしての本大会への単独出場は3回目だが、それ以前はパールズとして出場。サクラセブンズでパリ五輪出場の水谷咲良はメリノール在学時にパールズで本大会に出場していた。現在もパールズジュニアとしての活動は継続しており、パールズ・シニアと合同練習する機会も設定。特に選手たちの刺激になったのは今季加入したサクラセブンズ・須田倫代の存在だったようだ。

「憧れの倫代さんにステップ講座を開いていただいて、何人かが指導していただいてその成果がこの大会でも出て、感謝しています」とMVPにも輝いた河内主将。

「この1年間は、私生活から見直しました。あいさつ、ごみを拾う…小さいことから徳を積むことを心掛けました」

MVP河内陽愛

MVP河内陽愛


確かに、どちらに転がるかわからないボールをメリノールが獲得した場面はDAY2の2試合でも何度もあった。もちろん相手よりも早く予測して動き、全力でそこに到達したからこそボールを支配できたのだが(優勝決定トライの起点となった河内主将のセービングはその最たるものだ!)河内主将はそれを「積んできた徳の成果」と表現した。

メリノールは河内主将はじめ大阪出身が多く、彼女らは中3のとき、菅平セブンズ、太陽生命カップ中学生大会と、ともに神奈川チームに敗れて優勝を逃していた。そして当時の神奈川チームの中軸だった浅利と伊藤は六浦に進んで1、2年生でU18に2連覇を飾る…そう聞くと、1年前の大会で六浦に負けたところが「今のチームの出発点だった」と黒須監督・河内主将が口を揃えたことも頷ける。

「神奈川にはずっと勝てていなかったし、これが最後のチャンス。高校を卒業したらみんなバラバラになってしまうし、勝って終わろうという気持ちでした」(河内)

敗れた六浦の浅利主将は「自分たちのミスとペナルティーでアタックの時間が少なくなってしまった」と唇をかみながら「めちゃ何回もやっている相手なので、対策をたてられているなと感じました。」特にDFは厳しかった」と勝者を称えた。


勝ったメリノールの黒須監督も「と言っても、私たちは準決勝で勝っていませんから」と苦笑い。河内主将も「福岡さんの分の責任も背負って決勝に挑もう、絶対に勝とうという気持ちで臨みました」とキッパリ。決勝のピッチ外では、3位決定戦を戦い終えた福岡の選手たちがメリノールに声援を送っていた。温かい光景だった。


この大会では引き分けが2度発生。過去2年間はともにゼロだったことを考え合わせると、出場チームのレベルが接近していることが分かる。その上で、準決勝で引き分けた四日市メリノールと福岡RFCが決勝と3位決定戦で、コンソレーション準決勝で引き分けた石見智翠館とアルカス熊谷が9位決定戦と11位決定戦で、すべて勝利したことには、引き分けという結果が生み出す目に見えない次戦へのパワーを感じた。

2位:関東学院六浦

2位:関東学院六浦


【3位決定戦 福岡RFC 24-5 追手門学院】

準決勝でメリノールと引き分けながら悔しい抽選負けを喫した福岡が追手門を圧倒。エース大内田彩月はメリノールとの準決勝に続く2試合連続2トライと爆発し、高校世代トップレベルのポテンシャルを改めてアピールした。

追手門⑦齋藤心咲タックル

追手門⑦齋藤心咲タックル


追手門⑤中原花奏

追手門⑤中原花奏


福岡・大内田彩月

福岡・大内田彩月


福岡④安藤凛花トライ

福岡④安藤凛花トライ


3位:福岡RFC

3位:福岡RFC


4位:追手門

4位:追手門


【5-8位戦準決勝1 麗澤 7-5 桐蔭学園】

9月の関東予選では桐蔭学園が初勝利をあげたカード。前半は桐蔭が軽快なパス回しで麗澤DFを切り裂き2分、⑥蟹江みうずが先制トライ。桐蔭は反撃に出る麗澤のアタックを⑤五島凛音のバッキングアップなど粘り強いDFでしのいだが、終了直前に麗澤は③河邊ひなたがトライ。自ら逆転のゴールを決め逆転勝ちした。

麗澤③河邊ひなた

麗澤③河邊ひなた


麗澤④松井咲奈

麗澤④松井咲奈


桐蔭⑤五島凛音

桐蔭⑤五島凛音


桐蔭の軽快なパス回し

桐蔭の軽快なパス回し


喜ぶ麗澤の選手たち

喜ぶ麗澤の選手たち

【5-8位戦準決勝2 佐賀工 12-0 京都成章】

パワー勝負で主導権を握った佐賀工が完勝した。4分、佐賀工は③谷山主将のジャッカルでPKを獲得するとスクラムを選択してアタック、⑥船川陽菜のトライで先制すると、後半も2分にPKからFW福田こはるがトライラインにボールをねじ込みトライ。勝負を決めた。




佐賀⑤田川

佐賀⑤田川

【5位決定戦 佐賀工14-7麗澤】

佐賀工が『15人制戦法』で5位を勝ち取った。前半は佐賀工が⑦中野栞奈のトライで先行。麗澤も後半2分、⑥坂本翼のトライで同点に追いつくが、そこから佐賀工は重量FWの圧力を前面に出したモールを前面に出して猛攻。PKを得ても攻撃を継続し、ロスタイムの10分にラインアウトモールをグイグイと押し込みFW谷山雅主将がサヨナラトライ。DAY2を2戦2勝、一昨季に並ぶ5位で大会を終えた。

佐賀工モール

佐賀工モール


佐賀工⑦中野栞奈トライ

佐賀工⑦中野栞奈トライ


佐賀工⑤田川結月

佐賀工⑤田川結月



麗澤⑥坂本翼トライ

麗澤⑥坂本翼トライ


5位:佐賀工

5位:佐賀工


6位:麗澤

6位:麗澤


【7位決定戦 桐蔭学園24-5京都成章】

試合開始から京都成章は相手ゴールに迫るが、桐蔭学園は粘り強いDFでパスミスを誘いボールを奪うとカウンターアタック。約90mを切り返して①冨樫結衣が先制トライ。前半を17-0とリードすると後半6分にも冨樫がトライ。京都成章も諦めずに反撃を試み続け、ロスタイムに⑧百野毬亜が意地のトライを返した。


桐蔭①冨樫結衣

桐蔭①冨樫結衣


京都①山内結衣

京都①山内結衣




桐蔭⑦山名タピワアサ

桐蔭⑦山名タピワアサ



7位:桐蔭学園

7位:桐蔭学園


8位:京都成章

8位:京都成章

【9位以下戦準決勝1 北海道選抜28-7富島】

北海道選抜は前半から積極的にボールをつないでアタック。⑨植村花蓮、⑤今村瑠李、⑦今村朱李のトライで21-0とリードして折り返すと、後半も粘り強いDFで富島のアタックに対応。⑨植村が1トライを加えてセーフティリード。富島も諦めずに反撃し、ロスタイムの9分に⑦堀口陽凪がトライ&コンバージョンを返した。

北海道⑨植村花蓮

北海道⑨植村花蓮


北海道①石岡和乃

北海道①石岡和乃



【9位以下準決勝2 石見智翠館12-12アルカスユース】

前半は0-0の熱戦が続いたが、6分に智翠館は⑥南原桃桜のキックから⑦吉川まなみが先制トライ。だが直後のキックオフでアルカスは①山田晴楽主将がタップしてボールを確保し、③原菜々実が70m独走トライ。5-7と追い上げて折り返す。後半も智翠館は吉川のトライでリードを広げるが、4分にアルカスは山田が自陣からビッグゲイン。智翠館DFがコーナーへ追い詰めようとするが、山田はトライライン目前でサポートに走り込んだ③原にパス。冷静な判断で②西田のコンバージョン成功につなげ、12-12。残る3分間も互いに譲らず引き分けとなった(抽選で石見智翠館が9位決定戦へ進出)


石見智翠館⑥南原桃桜

石見智翠館⑥南原桃桜


石見智翠館⑦吉川まなみトライ

石見智翠館⑦吉川まなみトライ


アルカス①山田清楽

アルカス①山田清楽


アルカス③原菜々実トライ

アルカス③原菜々実トライ


【11位決定戦 アルカスユース17-0富島】

前戦の勢いの違いがそのまま出た。アルカスは4分、自陣のターンオーバーからカウンターアタック。①山田主将からオフロードパスが通って④小林幸が先制トライ。7分に⑤岸澤蓮が独走トライで12-0として折り返す。後半は富島も反撃に出るがアルカスは落ち着いて守り、8分にはドリブルで持ち込んだボールを③原がトライ。アルカスが17-0で勝ち11位で大会を終えた。


アルカス①山田清楽から④小林幸へ

アルカス①山田清楽から④小林幸へ


アルカス④小林幸トライ

アルカス④小林幸トライ


富島⑦堀口陽凪

富島⑦堀口陽凪


11位:アルカスユース

11位:アルカスユース


12位:富島

12位:富島


【9位決定戦 石見智翠館12-7北海道選抜】

今大会最大のサプライズともいえたのが北海道選抜の快進撃だ。初戦こそ強敵・福岡に完敗したが、コンソレーションではSCIX、富島に連勝すると、この決勝ではかつての絶対王者・智翠館から4分に③松下優花が先制トライ。自らコンバージョンも決めて7点を先行。だが智翠館は6分に⑦吉川がトライを返し同点として折り返す。後半も互角の戦いが続いたが、終了直前、キックチェイスで相手陣に攻め込んだ智翠館がドリブルでボールを活かし⑫山口和那子が押さえた。意地のトライで智翠館がコンソレーション優勝を飾った。北海道選抜は10位に終わったが、1年時からこの大会で活躍して3年生となったエースの松下が5トライ45得点でトライ王と得点王、⑨植村も5トライで同点トライ王となるなど、チームとしても個人としても大幅な成長ぶりを披露して大会を盛り上げた。

北海道③松下優花

北海道③松下優花


石見智翠館⑥南原桃桜

石見智翠館⑥南原桃桜


石見智翠館⑦吉川まなみトライ

石見智翠館⑦吉川まなみトライ


9位:石見智翠館

9位:石見智翠館


10位:北海道

10位:北海道


【13位以下戦準決勝1 鳴門渦潮39-5SCIX】

鳴門渦潮は前半、③大西晴日、⑦小西志功、⑥尾崎楓音のトライで15点をリード。SCIXも後半3分に④亀井ゆずはがトライをあげ今大会3戦目で初得点。だが鳴門渦潮はそこからさらに3トライを加え39-5で大勝した。

SCIX③SCIX亀井ゆずは

SCIX③SCIX亀井ゆずは


鳴門③大西晴日

鳴門③大西晴日


鳴門⑥尾崎楓音

鳴門⑥尾崎楓音

【13位以下準決勝2 新潟県選抜38-0弘前サクラオーバルズ】

新潟は開始2分にSDSメンバー⑦細川優那のトライで先制すると4トライを奪い前半を26-0とリード。後半も弘前の反撃を冷静なDFで止め、⑧狩野梨奈、⑥大竹未久がトライを加え圧勝した。

新潟⑥大竹未久

新潟⑥大竹未久


弘前⑦リトルジョン

弘前⑦リトルジョン


新潟⑧狩野梨奈

新潟⑧狩野梨奈

【15位決定戦 SCIX7-5弘前サクラオーバルズ】

互いに大会初勝利をかけた対決。前半はSCIXにシンビンが出たチャンスに弘前⑤佐々木璃音が大会初得点となるトライ。しかし正面のコンバージョンを失敗してリードは5点。後半はSCIXが敵陣でゲームを進め、逆に弘前にシンビンが出たロスタイタムの10分、相手ゴール前PKをタップした⑤山本日葵がトライ。⑪谷口空那がコンバージョンを決め7-5の劇的逆転勝ちを飾り、15位で大会を終えた。

弘前⑤佐々木璃音トライ

弘前⑤佐々木璃音トライ



SCIX⑪谷口空那

SCIX⑪谷口空那


SCIX⑤山本日葵トライ

SCIX⑤山本日葵トライ


逆転勝ちを喜ぶSCIX

逆転勝ちを喜ぶSCIX


15位:SCIX

15位:SCIX


16位:弘前サクラオーバルズ

16位:弘前サクラオーバルズ

【13位決定戦 新潟県選抜10-5鳴門渦潮】

前半は互いにDFが機能しスコアレス。後半は鳴門渦潮が⑤吉田朝陽のトライでリードするが、新潟は③高橋一歩希のトライで5-5の同点に追いつき、終了直前の7分に⑦細川優那のトライで逆転勝ち、13位で大会を終えた。

新潟⑦細川vs鳴門⑨大口華歩

新潟⑦細川vs鳴門⑨大口華歩



新潟⑦細川優那

新潟⑦細川優那


13位:新潟

13位:新潟


14位:鳴門渦潮

14位:鳴門渦潮

大友信彦
(おおとものぶひこ)

1962年宮城県気仙沼市生まれ。気仙沼高校から早稲田大学第二文学部卒業。1985年からフリーランスのスポーツライターとして『Sports Graphic Number』(文藝春秋)で活動。ラグビーマガジンなどにも執筆。

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