世界的プレーヤー2人に訊く―ヨレイン・イェンゴ(TKM)、チャリティ・ウィリアムズ(東京山九フェニックス) | ラグビージャパン365

世界的プレーヤー2人に訊く―ヨレイン・イェンゴ(TKM)、チャリティ・ウィリアムズ(東京山九フェニックス)

2025/08/05

文●編集部


女子7人制ラグビーの日本一を決める「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2025」も第3戦花園大会を終え、最終戦札幌大会を残すだけとなった。今シーズンはワールドシリーズが終了後の開幕ということで、世界的プレーヤーも参戦している。カナダ代表として3度の五輪出場している、チャリティ・ウィリアムズ(東京山九フェニックス)とフランス代表のヨレイン・イェンゴ(横浜TKM)もインターナショナルレベルのプレーをここまで見せてくれている。花園大会終了後に話を聞いた。

ヨレイン・イェンゴ(横浜TKM)

ブラジル代表、タリア・コスタとヨレイン・イェンゴのマッチアップ

ブラジル代表、タリア・コスタとヨレイン・イェンゴのマッチアップ


――3位決定戦には勝利できませんでしたが、TKMとしては今シーズン最高の4位でした。


チームメイトを誇りに思います。第1戦ではまだお互いを理解できていかなったんですが、
今はいいコネクションをもっています。このまま次の大会でも上を目指していきたいです。


――3大会戦ってきましたが、何か新しい発見はありましたか


これまでフランス代表としてプレーしてきましたが、日本のラグビーとは大きく異なっていました。ただ、ラグビーを楽しんでいますよ。


――日本でプレーするきっかけは?


フランス代表との契約が終了して、その後の予定がなかったんですが、TKMからオファーがあってプレーすることになりました。


――こういった大会が日本で行われていることを知っていたんですか?


はじめは知らなかったです。でもエージェントから教えてもらいました。(出場してみて)感激しています。レベルも高いです。ワールドセブンズシリーズで戦っていた時と同じくらいです。このレベルでプレーできることを楽しんでいます。


――でも暑いですね?


ほんと!「アツイ(日本語で)」


――日本に来ることはすぐに決めたのですか?


そうですね。エージェントからオファーをもらった時には決断していました。すでにチームメイトから日本でプレーすることは素晴らしいことだと聞いていたんですよ。また、ジャパンと対戦した時にもジャパンのプレースタイルにはとても興味をもっていました。ステップしてたくさん走る。そういったプレーを学べるのは自分にとってもいいことだと感じていました。


――TKMが次のグランドファイナルで勝利するために重要なことは?


とにかく自分たちのラグビーを信じること。そして仲間のためにプレーする、かな(笑)。


――毎試合、ヨレインさんのハードワークなプレーを見て感動しています。ラグビーをプレーするうえで大事にしていることは?


アリガトウゴザイマス。やっぱり楽しむこと。楽しみながらハードワークする、楽しみながらハードなタックルをする、楽しみながら走る。ほんとアツイですけどね(笑)。


――日本食で好きな食べ物は見つかりましたか?


ラーメン(笑)。本当に大好き。


――試合前にリラックスしたり集中力を高めるためにやっていることはありますか?


音楽を聞いたり、それも踊れる曲ね。あんまり試合のことを考えない!(笑)。チームメイトと踊れる曲を聞いて気持ちをあげているわ。

「楽しんでハードワークする、楽しんでタックルする、楽しんでランする」そんなヨレインのプレーは一度見ただけで魅了される!

「楽しんでハードワークする、楽しんでタックルする、楽しんでランする」そんなヨレインのプレーは一度見ただけで魅了される!


――来シーズンもプレーする予定は?


まだわからない。(フランス代表の)15人制の活動で招集されればだけど。今のところ予定はないです。

チャリティ・ウィリアムズ(東京山九フェニックス)

チャリティ・ウィリアムズ

チャリティ・ウィリアムズ


――今大会は残念な結果でした。札幌大会に向けてはどんな準備をしますか?


チームに帰って、映像を見ながらどこを改善しなければいけないかをチェックして2週間でもう一度しっかりと準備をしていきたいです。


――日本でプレーすることを決めたのは


新しいチームで新たな経験をしてそれをカナダのチームにまた活かせることができたらと思って日本でプレーすることを決めました。


――日本に来たのは?


5月29日です。


――開幕まで2ヶ月くらいの準備だったのですね。


そうです。


――次の札幌ではノックアウトステージになります。勝つために必要なことは?


次の大会では何人かけが人も戻ってくると思います。ただ、メンバーは若いメンバーが多く、それほど多くの経験値がある選手はいません。ただ今日のように戦った経験を活かして戦っていきたいです。もちろんミスはつきものです。ですが、そこから試合を勝ちきっていくためにハードなトレーニングを2週間でやっていかないとなりません。


――若い選手たちに何かメッセージを伝えたりしているのですか?


あんまり自分に厳しくなりすぎないように。ミスはおこるものなので、とにかく進み続ける、挑み続けるということ。ラグビーはクールなスポーツでトライまでに6つのチャンスがあるということを話しています。

――あなたの「回転トライ」がとても好きです。どんな時にやろうと思っていますか?


ありがとう!ああやってトライした方が速いから(笑)。

チャリティの回転トライ(写真は熊谷大会)

チャリティの回転トライ(写真は熊谷大会)


――ファーストトライはとか?


まあ、それもあるかも。次の試合ではファイナルでやりたいわ。楽しみにしていてね。


――フェニックスとの契約は今シーズンまでですか?大会期間中までですか?


残念ながら、この大会期間中までです。この大会が終わったらすぐにカナダに戻って次の夏に向けた準備をするの。


――次の札幌大会は屋内での開催です。この暑さはラグビーをするにはハードですか?


そうね。ワールドシリーズでいろんな場所でプレーしているけど、間違いなく日本が暑いわ。(笑)


――試合前にリラックスしたり、集中力を高めるためにやっていることは?


音楽を聞いたり、チームでやること、試合でやることを確認したりしているわ。

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