2月22日(日)、NTTジャパンラグビーリーグワン、三重ホンダヒートは3勝目をかけて、ホスト鈴鹿で静岡ブルーレヴズを迎えた。
久しぶりに先発出場を果たしたSO北原璃久のトライで先制するも、前半28分にはペナルティトライでさらにWTBベン・ポルトリッジにイエローカードが出され一人少なくなると、30分には静岡WTBヴァレンス・テファレの独走を許しリードを広げられる。前半終了間際にも静岡SH北村瞬太郎にトライを許し、前半5-21とリードされ折り返した。

クワッガ・スミスキャプテンを先頭に入場するブルーレヴズ

フランコ・モスタートゲームキャプテンを先頭に入場するヒート

レメキロマノラヴァ

レメキへの応援

前半3分ヒートSO北原璃久の先制トライ

クワッガ・スミスのブレイク.

大戸裕矢

レフェリーを務めたルドヴィックカイヤ(仏)さん

奥村翔

前半36分北村瞬太郎のトライ

セミ・ラドラドラ

シルビアン・マフーザ
後半頭から、NO8パブロ・マテーラ、CTBダーウィッド・ケラーマンを投入し流れが変わった。パブロの縦の突破、さらにケラーマンのランでスペースができると北原が空いたスペースにボールを運びモメンタムが生まれた。すると後半4分、ケラーマンのトライで12-21とすると、14分にはラインアウトモールからLO西村龍馬がトライを決め19-21と2点差に迫った。

後半から出場のパブロ・マテーラ

後半14分西原龍馬のトライ

インパクトを残したダーウィッド・ケラーマン

テビタ・イカニヴェレ
後半28分、ヒートは敵陣10m付近のマイボールスクラムでペナルティのアドバンテージを得るとそこからボールを継続。FWとBKが一体となってブルーレヴズ陣の22m内側へ進入。大外でボールをもったモスタートからボールをもらったCTB岡野喬吾が決勝のトライ。その後のゴールも決まり26-21とヒートが逆転。

後半30分岡野喬吾の決勝トライ
それでも直前のヒートのペナルティから再開。ヒートのペナルティが続き、レヴズはFWでトライラインに攻めるが、ヒートもなんとか守りきりノーサイド。26-21でヒートが勝利し3勝目を挙げた。トップリーグ時代のヤマハ発動機から含めても公式戦でヒートが初勝利を収めた。
次節勝利したヒートは埼玉パナソニックワイルドナイツ(8勝1敗・3位)と対戦する。一方敗れたブルーレヴズはホームで東京サントリーサンゴリアス(5勝3敗・4位)を迎える。またこの試合のPOM(プレーヤー・オブ・ザマッチ)はヒートのSO北原璃久が選ばれた。

今シーズン鈴鹿での初勝利で盛り上がるヒートサポーター


ヒートくんも喜ぶ

POMには北原璃久が選出
三重ホンダヒート キアラン・クローリーHC

キアラン・クローリーHCとフランコ・モスタートキャプテン
まず、チーム全体がしっかり準備して、この試合に臨めたことを評価したい。前半は、こちらのハンドリングミスが多く、相手に守備で余裕を与えてしまった。その結果、なかなかプレッシャーをかけられず、主導権を握ることができなかった。ただ、ターンオーバーからトライを奪う場面もあり、悪い内容ばかりではなかった。後半に関しては、ディフェンスが非常に良かった。そこが勝因だと思っている。相手陣内でプレッシャーをかけ続け、選手たちが役割を全うしてくれた。非常に満足している。
――後半無失点、勝ち切れた要因は?
ここ数試合、4戦中3勝と結果は出ているが、先週の試合では後半に崩れてしまった。シーズン序盤にも同様の傾向が見られたため、フィールド上のゲームドライバーたちと、試合中にどう対応するかを話し合ってきた。今日の試合では、最後までアグレッシブにプレーし続けることができたし、後半はボールをうまく動かして、チャンスを作ることができた。先週はリードを守ろうと守勢に回ってしまったが、今日は追う展開だったこともあり、攻めの姿勢を貫けた。これはチームにとって大きな学びになったと思う。
――9節を終えて
一戦一戦を大切に戦っていくことが重要だ。過去の結果にとらわれることなく、前を向いて進むしかない。確かに、取りこぼした試合もあったが、それを悔やんでも仕方がない。今日の試合では、チームとしての成長が見られた。特に、試合終盤のラインアウトモールを止めた場面や、ターンオーバーからのスクラムなど、大事な局面でしっかりと対応できた。こうした「勝負どころ」を理解し、実行できるようになってきたのは、チームの成熟の証だと思う。今後も準備を怠らず、シーズン後半に向けてしっかりと積み上げていきたい。
――今日の試合はディフェンスで勝った?それともアタック?
私の考えでは、ディフェンスなくしてアタックは成り立たない。まず守備があってこそ、攻撃が機能する。今日の試合では、セットプレーの守備、モールのストップ、ディフェンススクラムなど、要所でしっかりと守れていた。それがアタックの土台となった。いくら攻めても、守れなければ試合には勝てない。今日のディフェンスは、ここ数週間の練習の成果が表れたものだと感じている。
三重ホンダヒート フランコ・モスタートキャプテン
前半はミスが多く、なかなかリズムをつかめなかった。ただ、ハーフタイムに「ベンチから出る選手たちは自分たちのプレーに集中しよう」と声をかけたところ、しっかりと応えてくれた。後半は狙い通り相手にプレッシャーをかけ続けることができ、チャンスをものにできたのは良かった。
――北原璃久選手の評価
リクは非常に優れた選手だ。ゲームの流れを読む力があり、今はフライハーフのポジションに複数の選択肢がある中で、DKも5番で良いプレーを見せている。リクのような選手がチームにいるのは非常に心強い。彼の活躍の背景には、フレーザーのような経験豊富な選手たちの存在も大きい。彼らが周囲を支えてくれていることで、リクも自分の力を発揮しやすくなっている。

北原璃久
――9節を終えて
選手として大切なのは、チームのシステムとコーチ陣のプランを信じることだ。我々には世界でもトップクラスのコーチが揃っている。全員がそのプランにしっかりと取り組めば、チームとしての一体感も生まれ、今シーズンの目標達成に近づけるはずだ。選手としては、ホンダのジャージを着る以上、誇りを持ってプレーすることが求められる。毎試合が異なる相手との戦いであり、同じ展開はない。だからこそ、コーチの指示に集中し、自分の力を最大限に発揮することが重要だ。

