5日行われるウェールズ戦にむけ宮崎で合宿を行っているラグビー日本代表に、SH齋藤直人(フランス・トゥールーズ)が合流。オンライン会見に応じた。
SH齋藤直人
――フランスで得たことは?
一つは形にとらわれず自分たちでプレー中に判断して、誰かが判断したことに周りがリアクションするというラグビーをしてきた。そういった部分をチームから求められればリードできると思います
――昨日合流して
まず、昨年以上に若い選手が増えたなという印象で、ものすごく最初は緊張しました。雰囲気は変わらず、昨日、今日しかいないんですが(苦笑)、練習もハードにやっています。良い雰囲気だと思います。
――昨年、あまり良い成績ではなかったが 上乗せに必要な部分は?
僕の意見としてはあまりないが、昨日、今日来てみて、練習も少し入ってみて、昨年よりキックの使い方とか単純にキック蹴る回数も増えたかなと。去年、下積みというかアタック重視でやって、だいぶ積み上げられて、今年はそこにキックを使ってというところは感じます。

齋藤直人
――「TOP14」の決勝、ピッチに立てなかったが、体の疲れは?
コンディションは良いです。小さいケガはありましたが大きなケガもなくシーズン過ごせた。小さいあれ(ケガ)はあるが、今日、ウェイトして練習入れた。万全です。
――SHとしてエディーさんのラグビーに求められるものは
どのチームもそうだと思いますけど キックとパスのバランスのところ、自分たちに勢いがあるのかないのか。勢いがあれば攻めますが、勢いがなければ効果的にキックを蹴って、FWや自分たちを前に出す判断は、9番、10番が中心になってくるし攻めるなら良い判断と、速い球出しだと思います
――フランスから宮崎に入ったそうですが、日本代表への思いは
チーム(日本代表)に少しでも早く入りたかった。今回の2連戦に限らず、この日本代表として活動することや、日本代表として試合に出ることは特別なことだと思っています。この2試合とか、世間ではランキングが近いとか、お互い最近勝ててないとか言われていますが、だから頑張るというとかというより、日本代表として活動する、戦うはどの試合でも特別なことだと思っているので、自分のやれる限りのことをやりたいし勝ちたい。

――土曜日の試合に出るのであれば1週間で準備は大変なのでは?
移動中もコーチから僕が学ばなければいけないコールとかファイルでもらっていて、ちょっとは予習してきましたし、宮崎に着いてから昨日、今日と映像見ながらコーチやチームメイトと話した。もう少しやらないといけないと思います。
――フランスでプレーする中、日本代表に対する思いの変化は
そこは変わらず、今回、海外でプレーしたいというのも自分の夢として持っていたこともあるが、次のワールドカップで勝つためにそこで本当にプレッシャー下でパフォーマンスを出すために、よりプレッシャーの高いどころでプレーすべきだと海外に挑戦した。そこへの思いは変わらないし、次のワールドカップで結果を出したいということは変わらない。

――タイトなスケジュールは前からわかっていたが迷いは
ないですね。一旦、向こう(フランス)でやりきって、最後メンバー入りながら出られなかったが、向こうに集中していた。向こうのシーズン中に代表の準備はできなかったし、こっち来てから代表に100%コミットしようと思っていたので。そこの切り替えはできている。
――フランスにいる間、日本の情報は得ていた?
リーグワンの試合は、だいたい僕が土曜日の朝起きると 試合が終わっていたりするので 起きて、SNSとかで結果を見ていた。全試合見てとかいう余裕はありませんでした。サントリーのチームメイトとはたまに連絡取ったりはしていました。
――初めて対戦するウェールズ代表の印象は?
イギリスのチームなのでセットピース中心にキックを使ったラグビーという印象はあるが、結構、ボールを回したり、ワイドに攻めてくるシーンがあると聞いています。勝つためには自分たちのアタックは前提にありますが、キックとパスのバランスのところ、自分たちより大きいので、そういった選手を下げることは大事かなと思います。