16日から宮崎で始まるラグビー日本代表の合宿に向け、メンバー37名が発表された。今回の選出には、リーグワン・プレーオフに進出したチームから18名が含まれ、リーグワン連覇を達成したリーチマイケル(東芝ブレイブルーパス東京)も名を連ねた。
また、ノンキャップの選手としては、PR紙森陽太やHO江良颯(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、HO佐藤健次(埼玉パナソニックワイルドナイツ)らが選ばれた。また、エディージャパン初選出となる、FLジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、SH福田健太(東京サントリーサンゴリアス)、WTBメイン平(リコーブラックラムズ東京)らも招集された。

エディー・ジョーンズHC
2年目の(日本代表)スコッドの発表ですが、昨年のメンバーよりも今年のメンバーの方が強いと感じています。私は個人的に、日本の有能なラグビー選手たちについて、より深い知識と認識を得たと感じています。
残念ながら、13人の非常に実力のある選手が選出できませんでした。その一方で、他の選手たちにチャンスが回って来ました。メンバーをご覧いただければわかりますが、このスコッドには16人のノンキャップ選手がいます。
しかし、現時点では昨年よりも少し層の厚さが増していると思います。これが、ワールドカップに向けて構築しようと努めているものです。毎年、ポジションごとに層の厚さを増やし、ワールドカップまでに各ポジションに3、4人のレベルの高い選手を揃えることを目指しています。
これからウェールズ代表戦までの3週間の準備期間を楽しみにしています。その1週間前には、実際の試合時間を増やすことが必要な選手たちがプレーするマオリ・オールブラックスとの試合があります。チームを一つにまとめ、北九州でウェールズ代表と素晴らしいラグビーの試合ができることを楽しみにしています。

小林賢太(東京サントリーサンゴリアス)
――フロントローですけども、非常にこう超速に長けたような選手も出てきてますけど、セットプレーのところを少し課題かなと思って見てたんですけども、第一列の選手についてはどう見ていますか?
残念ながら、岡部選手が怪我で離脱してしまいました。彼は昨年、チームにとって重要な選手でした。本当に良い強いルースヘッドで、残念ながら(オペティ・)ヘルも参加できません。タイトヘッドに関しては、リーグワンで為房が本当に良い働きをしていると思います。昨年はクボタでベンチから5試合に出場した選手ですが、今年は複数回先発出場しています。岡部選手が不在のため、ルースヘッドのポジションに空きができました。
これにより紙森、木村、小林の3選手にチャンスが巡ってきます。私たちはこの3選手をトレーニング環境に組み込み、どこまで成長させられるかを見極めたいと考えています。
特にウェールズ代表戦では、セットプレーの均衡が非常に重要になります。そのため、ボールを素早く奪い、スクラムを粘り強くできるようにスクラムを強化する必要があります。ウェールズ代表は伝統的にスクラムに強さを誇っています。そのため、スクラムは重要なポイントとなるでしょう。
ラインアウトに関しては、原田とワーナーは、特にリーグワンレベルで、非常に良いコンビネーションを築き上げました。したがって、特にウェールズ代表とのシリーズ最初の試合で、その連係力を生かすチャンスになるかと思います。

ワイサケ・ララトゥプア(コベルコ神戸スティーラーズ)
――ワイサケ・ララトゥプア選手は、 サイズの割にワークレートが高くて、ヴェティー・トゥポウに関しては、明らかにフィジカルとスピードある選手です。
ワイサケに関しては6番ないし4番で起用しようと思ってます。彼は機動性の高いセカンドローで、私たちが求めるプレースタイル、つまり4番のポジションにぴったりです。理想としては、バックローでもセカンドローでもプレーできる選手がほしいところです。

ヴェティー・トゥポウ(静岡ブルーレヴズ)
トゥポウは、摂南大学出身でヤマハで1年プレーした若手選手です。テストラグビーでプレーするためのフィジカルコンディショニングを強化する必要があります。しかし、菅平での彼の努力には本当に感心しました。7日間、しっかりトレーニングを継続しました。彼は本当に素晴らしい学習態度を持っており、成長したいという意欲があります。私たちは彼を、大きな、大きな、大きな6番、ボールキャリーが得意な6番として見ています。
フルメンバーのウェールズにどう挑むか「最高の状態で臨むだけ」

――ウェールズ代表は、2015年からポジティブな取り組みをして、自信をつけてきたチームですが、現状は、かなり苦しい立場にいるというチームです。
そうですね、2つの見方があると思います。良い面と悪い面です。17連敗を喫し、チームの自信は低下しており、その結果、(今回の)ライオンズ(遠征)に選出された選手は2人しかいません。通常、このようなツアーでは(ライオンズに選ばれた主力の)8人か9人の選手が欠場するのが普通です。
つまり、(日本代表に対して)ほぼフルメンバーで臨んできます。ラグビーの確率論から考えると、17連敗を超えることは非常に稀です。確率論とは、実際に起こる現象に基づいた法則です。テストマッチの勝利記録は18試合だと思います。連敗記録は知りませんが、私たちはただフィールドに立って、最高の状態で臨むだけです。
準備期間は3週間あります。日本が北九州で試合をするのは初めてだと思います。私もまだ現地に行ったことはありませんが、景色が美しい場所だと聞いています。良い天気で、太陽が照り、ウェールズ代表を走り回らせるような日になることを願っています。
――今回のキャプテン、副キャプテン決まっていれば教えてください
まだ。もうすぐ。一番最初に教えますよ(笑)。まず選手たちを集めて話し合いたいと思います。私の中で必要なことはありますが、まずは選手たちと話し合いたいです。リーグワンシーズンを終えた選手たち、特にほとんどの試合に出場した選手たち、そして私たちのトップ選手たちはほとんどの試合に出場していますから、彼らの心身のコンディションを実際に確認しなければなりません。
日本代表を引っ張っていくのは責任の重い仕事ですから。これは簡単な仕事ではありません。短期間で2つの異なる文化を1つの文化に融合させる必要があるため、困難な仕事です。そのため、選手を評価し、方針を決定し、キャプテンと副キャプテンを迅速に決定したいと考えています。
――齋藤直人選手は、(TOP14の)決勝まで行けば6月末までシーズンがある。戻ってき次第、招集するということか?
その計画です。もちろん、トゥールーズの状況も考慮しています。彼自身は日本代表でのプレーに非常に意欲的です。
いまだ固定できない10番。サム・グリーンはエディージャパンのラグビーにフィットするか

サム・グリーン(静岡ブルーレヴズ)
――どの辺のポジションがリーグワンを通して厚みが増したかと、逆に課題を感じているポジションは?
9番は素晴らしい層の厚さがあると思います。フッカーも、これまで以上に層の厚さが増しています。センターもかなり強いと思います。10番は依然として課題ですが。ご存知のように、リーグワンでは李承信が10番をプレーしていませんが、彼は日本代表の10番としてテストマッチでプレーできる非常に優れたポテンシャルを持っていると考えています。そのため、彼を10番で試すことを継続しますが、これは依然として私たちの課題です。
リーチマイケルが代表復帰

リーチマイケル
――比較的、キャップ数の少ないスコッドになっていると思うんですけれども、その中でリーチ選手にグラウンド内外で期待することを教えてください。
まず、彼は自分の能力を最大限に発揮できる最高の選手です。今年のリーグワンで、彼は少しプレイスタイルを変えました。以前は、非常に攻撃的な選手でした。そして、年齢と共に、ディフェンスのプレーが向上するものです。彼は非常に優れたディフェンダーになりました。私は彼がチームのディフェンスを率いることを期待しています。それが第一点です。
第二に、彼はこのチームの特別な存在です。このレベルで実際に勝利を経験した唯一の選手です。そのため、その経験を伝えることは非常に重要です。なぜなら、他の選手たちはこのシリーズしか知らないからです。それが彼らの経験の全てだからです。
しかし、その上にさらに高いレベルがあります。彼らが到達すべきレベルです。リーチ選手の経験の一部は、そのレベルがどのようなものか、彼らの目を開かせることにあるでしょう。
――今回のスコッドでリーグワンで出場機会を得られなかった選手が選出されています。例えば、木原選手とか、SHは新人賞を取った北村選手ではなく福田選手が選ばれている。その背景は?
私は、代表メンバー以外の選手について話すつもりはありません。私たちは、代表スコッドについて話すためにここにいます。木原について言えば、ヘルは確かに代表チームの一員として考えていましたが、残念ながら怪我のため代表チームに参加できなくなりました。今シーズン、日本代表として出場することはできません。
そのため、私たちは別の優秀な若手タイトヘッドを探す必要がありました。そこで、菅平で木原を7日間じっくり観察する機会を得ました。現時点ではテストプロップとして十分なレベルには達していませんが、ポテンシャルは十分にあると感じています。体格も良く、ワークレートも高く、態度も良い選手です。現在、私たちのベスト3番目のタイトヘッドだと考えています。

伊藤鐘平コーチ
――今回から入れたアシスタントコーチ 伊藤鐘史さんとピアーズさんの役割を教えてください。
鐘史はラインアウトコーチです。彼はホンダヒートでコーチをしていました。私は彼をコーチとして見てきたので、よく知っています。チームに日本人コーチをもっと迎え入れたかったのです。それは重要なことだと思います。選手たちの結束力アップに役立つと思いますし、彼は頭の良い若い選手で、とても努力家なので、彼をチームに迎え入れることができて幸運だと思います。ピアーズは、キックのトレーニングを手伝うためにきましたが、まだ数週間しか経っていません。

――まず去年のツアーが終わって、選手からエディーさんの接し方とか言葉のかけ方に不満の声が出たと聞いていますが、そういうのも受けて、エディさんは今シーズン、マネジメントとか選手の接し方で変えようと思っているところは?
よく分かりません。苦情については聞いていません。何か情報があれば教えてください。私はその情報を受け取っていませんので。しかし、もしあなたがその情報を持っているなら、ぜひ聞かせてください。
しかし、先ほど話していたことについてですが、個人的な見解ですけれども、日本に久々に戻ってきて、ラグビーにまつわる環境というのが非常に大きく変化したなというふうに思いました。どこが一番変わったかというと、選手たちの個々の考え方とか、捉え方というところが変わったと思います。
私としては、日本に戻ってきて、日本のラグビーがどれだけ変わったか、選手の考え方がどれだけ変わったか理解できませんでした。そして、昨年は良いコーチができたでしょうか? いいえ、昨年は良いコーチができたとは思っていません。100%です。その点を反省し、特に取り組んでいるのは、日本の選手をもっと上手くコーチすることです。
先ほど「ファンの皆さんはこういう日本代表チームを望んでいない」とおっしゃった方がいましたね。しかし、私はそうは思わないのです。ファンは日本の代表チームを望んでいると思いますし、私の重要な役割のひとつは、日本の選手たちを育成することだと考えています。
そこで、私は日本代表の若手選手たちや U-23 代表のコーチを引き受けたのです。若い選手たちの考え方を理解したいと思ったからです。そして今、その点について、彼らを指導する方法について、ずっと理解が深まったと思います。
今後、アプローチを変えるつもりはありませんが、若い選手たちに対しては、一部の方法を変更しました。特に、マンツーマンの指導が非常に重要だと感じています。マンツーマンの指導は常に重要でしたが、若い選手たちには、彼らがその指導を自然に受け止められるように行うことがさらに重要です。
そのため、フィールドでのトレーニングに関しては、何も変える必要はありません。試合は変わらないからです。試合の現実は、トレーニングの反映です。特に日本のチームは、ハードなトレーニングが必要です。その点について不満があるなら、おそらく今後3年間は不満が続くでしょう。
なぜなら、私は代表レベルで勝つために何が必要かを知っているからです。そして、先ほども言ったように、代表レベルで勝つ方法を知っている選手はそれほど多くないからです。
――最初の方で今回選べなかった選手13人とおっしゃいましたけれども、岡部、ヘルの名前が挙がりましたが、できれば全員教えてほしい。
姫野、長田、ナイカブラ、矢崎、コストリー。根塚、木田、サウマキ、立川、ボタ、池田です。
――今まで前回の時でしたらエディさんは長い時間キャンプをして、ハードトレーニングをして、求めるラグビーのイメージを選手みんなに植え付けてテストマッチに臨んだと思います。今回リーグワンが長くなったことで、特にトップ選手をキャンプで鍛える時間がすごく短くなっている。おそらくメリットとデメリット両方あると思いますが。
選手たちは精神的に疲れているだけだと思います。私はイギリスで 7 年間コーチをしていましたが、選手たちは通常、クラブで年間 30 試合ほどプレーしていました。したがって、リーグワンは以前よりもタフになっていますが、世界水準から言えば、選手たちはそれほど多くの試合をプレーしているわけではありません。この点についてははっきりさせておきましょう。
2つ目は、以前よりもはるかに時間が少ないため、トレーニングの方法を見直す必要がありました。そこで、トレーニングの方法を変えることについて熟考し、今年、選手たちをトレーニングするためのより良い方法を見出せたと思います。
詳細は複雑なのでここでは省略しますが、選手をトレーニングするためのより良い手法を導き出したと思います。
そして3つ目は、それをやりたいと思う選手が必要です。やりたくないなら、それはそれで構いません。
もしそれが彼らにとって難しすぎるなら、国のためにプレーする必要はありません。国のためにプレーすることは名誉であり特権であり、努力が必要です。厳しい努力が求められます。最高レベルで勝つためには、それだけの努力が不可欠です。それには近道はありません。
したがって、私たちが選んだグループは素晴らしい態度で臨むと確信していますし、そうではないと考える理由はありません。しかし、支援が必要な選手は適切にサポートしていきます。
ただし、それ以外については、今年は選手を発掘するためのより良い方法論を確立できたと考えています。

――ディフェンスの部分、去年、非常に課題でした。
日本のラグビーを見ると、高校の試合を見に行ったり、大学の試合を見に行ったり、リーグワンの試合を見に行ったりします。ほとんどのチームは攻撃的なチームです。私が日本にいる間、本当に守備的なチームとして思い浮かぶのはパナソニックだけです。彼らはクルセイダーズのようなスタイルで、強いディフェンス、キック、キックリターンからのプレーをしていました。
日本の他のチームは攻撃的なマインドセットが非常に強いです。そのため、私たちが招集する選手は攻撃的なマインドセットの強い選手ばかりです。そして、私たちと日本のチームとしてのアイデンティティは、攻撃的なチームであることです。
では、どのようにしてより守備的なマインドセットを持ち、タックルを積極的にし、立ち上がり、スペースを埋め、働き続ける姿勢を促すのでしょうか? どのようにしてそれを促すのでしょうか? より適切に評価する必要があります。
それをより明確に強調する必要があります。私は、日本U-23代表で行った試みについて非常に満足しています。この試みでは、エフォート(努力)を2つの色で表しています。1つは赤、もう1つは金です。
赤は、何かをした後に歩くことを意味します。これは良くありません。最初の試合で、日本U-23代表は165回の赤を記録しました。165回です。これはおそらく世界記録級の歩数でしょう。つまり、試合の大半を歩いていたのです。これが彼らの自然な行動パターンです。
最後の試合を終えた時には、1試合あたり65の赤でした。つまり、パフォーマンスを300%向上させることができました。その後、データ分析会社を活用して世界トップ10の国を評価し、私たちの順位を確認しました。現在、私たちの位置と目標との間のギャップが明確に把握できています。そのため、目指すべき行動の明確なモデルが確立されています。この領域を大幅に改善できると感じています。
リーグワンのプレーオフに出場した選手の大半は、追加の試合時間は必要ない
――マオリ・オールブラック戦はどのメンバーで戦うのか
JAPAN XV 対 マオリ・オールブラックスです。しかし、私たちが確認したところ、リーグワンのプレーオフに出場した選手の大半は、今は追加の試合時間は必要ないということです。そのため、プレーオフに出場しなかった選手たちがマオリ・オールブラックス戦に出場する予定です。例外はありますが、これが私たちの基本的な考えです。そして、プレーオフに出場した選手たちはウェールズ代表戦に向けた準備を進めます。
――選手のリストの最後に中楠選手と 松永選手なんですけれども、並び順がフルバックの選手なのかと思いますが、彼らはスタンドオフではなく、フルバックを専任なのか。
中楠は、10番や15番をプレーできる選手と見ていますし、松永も同じですね。李も10番や15番をプレーできます。つまり、10番の選手層を厚くする必要があります。以前も言及されましたが、李を10番としてどう育成するかという問題があります。彼はリーグワンで10番をプレーしていないからです。リーグワンでは10番をプレーする選手が不足しています。
このチームの良い点は、10番をプレーできる選手が4人いることです。潜在的に10番をプレーできる選手はもっといると思います。李、サム・グリーン、中楠、松永です。彼らをキャンプに招集したら、優先的にどのポジションを任せるかを決めます。ただし、彼らは他のポジションでもプレーできる必要があります。それが私たちの大きな柔軟性です。

石田吉平
――もう一つだけ、石田選手について。、 菅平らで非常にいいステップを切ってました
彼がチェスリン・コルビよりも良い選手になれない理由はありません。彼はパワーがあり、素晴らしいステップを持ち、チェスリンと似た体格をしています。チェスリンは世界最高のウィングですが、イシダが彼に勝てない理由は全くありません。そして彼は素晴らしいチャンスを得てます。彼のトレーニングへの取り組み方が本当に好きです。
例えば、トレーニング中に彼に「タックルされないように」とアドバイスしました。なぜなら、トレーニングで彼を見ていた時、彼はタックルされるのを許していたからです。自分の強みを活かしてプレーしろと。そして次の日、彼は福田を翻弄するプレーをしました。彼は福田を抜き去り、福田は石田に触れることさえできませんでした。
そのため、福田はスコッドから外れるところでした(苦笑)。私は石田が素晴らしいポテンシャルを持っていると思います。現在どれだけ努力し、テストラグビーにどれだけ迅速に適応できるかが鍵ですが、間違いなく私たちにとって非常に良い選択肢です。

竹之下仁吾
――先ほどから大学生に関するお話もあったかと思うんですけど、今回その中で竹之下仁吾選手が入りました。
まず第一に、彼は素晴らしい姿勢を持っています。ただ学びたい、上達したいと思っているだけです。フルバックとして、ボール以外の動きが非常に優れていますが、体力をさらに強化する必要があると考えています。強さとパワーを身につければ、非常に優秀な代表のフルバックになる可能性を秘めています。
しかし、彼はゲームについて学ぶべきことが多く、彼を招いた理由は、その学習プロセスを加速させるためです。矢崎が不在のため、彼は次に有望な若手フルバックであり、明治が彼を派遣してくれたことに大変感謝しています。(永友)洋司の影響がなければ、おそらくジンゴはキャンプにいないでしょう。
――最初の方で今回選べなかった選手13人とおっしゃいましたけれども、岡部、ヘルの名前が挙がりましたが、できれば全員教えてほしい。
姫野、長田、ナイカブラ、矢崎、コストリー。根塚、木田、サウマキ、立川、ボタ、池田です。
ーー今年の目標は
ワールドカップまであと3年ですが、今年こそは世界トップ10の国を破るようなブレイクスルーの試合をしたいと思っています。そうですね、2019年以来、トップ10の国を破っていません。
それが目標です。今年はそのチャンスが数多くあります。しかし、私たちにとって重要なのは、チームが継続的に成長し続けることです。昨年は若手の選手でチームをスタートさせました。
現在もケガ人の影響で経験豊富な選手が不足しています。だから、学び続け、前向きな姿勢を保ち、2027年のワールドカップに向けて着実に力を蓄えていくことが大切です。