3月20日から22日にかけて、リーグワン・ディビジョン1第12節が行われ、22日には東京・秩父宮ラグビー場で東芝ブレイブルーパス東京と三重ホンダヒートが対戦した。
試合はヒートが先制を許す展開となったが、前半のうちに逆転。しかし後半は再びリードを奪われるなど、拮抗した展開が続いた。
ヒートは途中出場の選手を起点に流れを引き寄せ、連続トライで再びリードを奪ったものの、終盤に再逆転を許した。

山下楽平

マーク・アボットの突破
それでもロスタイムにペナルティゴールの機会を得ると、CTBケラーマンがこれを決め、勝ち越しに成功。そのまま試合終了となった。
ヒートは第7節に続いて今季ブレイブルーパスに連勝し、ビジターゲームでは今季初勝利を挙げた。

逆転PGを狙うケラーマンへ念を送るレメキロマノラヴァ

逆転PGを決めるケラーマン
三重ホンダヒート キアラン・クローリーHC
本日戦ったメンバー、そして出場はなかったものの準備を重ねてチームを送り出してくれたメンバー、その全員を誇りに思います。試合に出ない選手たちのサポートがあってこそ、この結果につながりました。
前半はハンドリングエラーからターンオーバーを許し、相手にプレッシャーをかけ続けることができませんでした。テリトリーも約37%にとどまっていたと思います。一方で後半はしっかりとゲインラインを突破できていましたし、選手たちのディフェンス面での努力や姿勢は非常に素晴らしかったです。
――プレーオフ進出の可能性もありますが、今後のフォーカスは
今シーズンは数試合を除いて、全体的に良い戦いができていますし、接戦も多いです。ただ、我々の課題は一貫性と安定感です。今日は良い勝利でしたが、すぐに次の試合へと意識を向けなければなりません。先を見すぎず、一戦一戦に集中し、しっかり準備して戦っていきます。
――ケラーマン選手の最後のキックについて
もちろん信じていましたよ。疑いは一切ありませんでした。(笑)
三重ホンダヒート フランコ・モスタート(ゲームキャプテン)

フランコ・モスタート
正直、どちらに転んでもおかしくない試合でした。両チームとも勝利への強い思いを持って臨んでいたと思います。その中で、我々の良かった点はディフェンスです。
一方で、22メートル内でターンオーバーを許し、チャンスを活かしきれなかった点は課題として残りました。ただ、まさにやるかやられるかの“ドッグファイト”で、非常に良い試合だったと思います。
――終盤に反則が増えて逆転を許した場面について
途中出場の選手たちは気持ちが入りすぎていて、やや焦りもあったと思います。22メートル内でペナルティを犯し、レフリーから警告を受ける場面もありました。ただ、私としては落ち着かせるよりも前に出る気持ちが出ている状態の方が良いと判断していました。その中でも規律の部分は修正が必要なので、次の試合に向けてしっかり確認していきます。
――ケラーマン選手の最後のキックについて
彼はとても良い友人で、冷静な選手です。スタンドオフとしてはまだ経験が浅く、キックの選択に迷いがあったかもしれませんが、それでも決めてくれると信じていました。実際に決めてくれて本当に良かったです。
ダーウィッド・ケラーマン(POM/50キャップ達成)
50キャップを達成し、その試合で得点できたことは、自分にとって非常に特別な瞬間でした。ただ、それはチームメートなしでは絶対に達成できなかったことです。フォワードが素晴らしい働きをしてくれましたし、周りのバックスも本当に良いプレーをしてくれました。そのおかげで、とても特別な一日になりました。
何よりも、チームとして勝てたことが一番大きな意味を持っています。

ダーヴィッド・ケラーマン
もちろん、日本代表に選ばれればとてもうれしいですし、光栄なことだと思います。ただ、現段階ではそこにフォーカスすべきではないと考えています。今は目の前の試合、一試合一試合に集中することが大事です。今シーズンもまだ6試合残っていますし、まずはチームのためにしっかりプレーすることが最優先です。チームとして目標の順位に入ることができれば、その結果としてチャンスが巡ってくるのが理想です。

