21日、今シーズン好調のリコーブラックラムズ東京は敵地・熊谷に乗り込み、1敗の埼玉パナソニックワイルドナイツに挑んだ。プレシーズンでの怪我により、この試合が今シーズン初出場となったPR津村太志は、55分からピッチに入った。57分、敵陣10m付近でのマイボールスクラムでしっかり押し込みペナルティのアドバンテージを獲得した。チームは7-31と敗れたものの、復帰戦でしっかりと存在感を見せつけた。
チームはプレーオフ圏内の5位をキープ。ここからシーズン終盤にかけてチーム総力戦となる中で津村の復帰はチームに大きなエナジーを与える。試合後、久しぶりの公式戦でのパフォーマンスについて話を訊いた。
リコーブラックラムズ東京PR津村太志

――復帰おめでとうございます。久しぶりにピッチに立ちました。今のコンディションは?
怪我の方は今、順調に回復しているという感じですね 。正直、試合前は少し不安もありましたけど、実際にやってみると「思っていたより動けたな」というのが率直な感想です 。
――欠場中、チームは4連勝と絶好調でした。チームを外からみていてどんな思いだった?
チームが勝っているのはもちろん嬉しかったです 。でもその反面、やっぱり自分が出ていない悔しさもずっとありました 。だからこそ、今日は「自分のやるべきことを100%出し切ろう」という強い気持ちで挑みました 。
――怪我の状況は?
プレシーズンにあばらを折ってしまって、それが治ったと思ったら次は股関節を痛めて…… 。なかなかチャンスを掴めない時期が続きました 。でも、練習ができなかった期間があったからこそ、自分自身とじっくり見つめ直す余裕ができたんです 。「なぜ怪我をするのか」「どうすれば防げるのか」を振り返る時間が増えたのは、自分にとってプラスでした 。今日のスクラムや動きに違和感がなかったのも、その準備があったからだと思っています 。

――相手は日本代表が多いワイルドナイツでした。スクラムの手応えは?
代表選手が多い相手に対してあそこまでチャレンジできたことは、自分たちの自信に繋がります 。自分たちがやってきたことは間違っていないんだ、と再確認できました 。もちろん個人としてはまだまだですが、リザーブとして「チームを勢いづける」という仕事は、ある程度全うできたかなと思っています 。
――キャプテンのTJペレナラ選手が試合後の会見で「このタイミングでこの試合ができたのは逆に良かった」と話していました。ロッカーでのチームの雰囲気は?
全く同感です 。4連勝していると「俺たちはいける」という過信が生まれがちですが、今日こうしてトップチームと戦って悔しい思いをしたことで、自分たちが目指すべき場所を全員で再確認できました 。ただ負けたのではなく、トップチームと戦うためにどう1週間を過ごすべきか、全員が「同じ画」を見られた。ポジティブに捉えれば、次につながる大きな負けだったと思います 。

――ところで、ヘッドキャップ、かなり目立ちます。
最初は白と黒で「牛柄」にしようと思ってオーダーしたんですけど、上手くいかなくて一番似ている柄を選んだら、あんな感じになってしまいました 。でも、誰も被っていないし、試合動画を自分で見返す時にめちゃくちゃ分かりやすいんですよ 。今では「あれは津村やな」と一目で思ってもらえる、自分なりのカラーにしようと思っています 。
――「津村帰ってきたぞ!」というメッセージを感じます。プレーオフ進出に向けた意気込みは?
これから落とせない試合が続きます 。パフォーマンスとしてはもっとレベルアップできると思っているので、次の試合からも自分の強みを出し切りたいです 。「やっぱりスクラムは津村やな」と皆さんに思ってもらえるようなプレーを続けていきます!

