生き残りをかけて―青木恵斗・土永旭・JAPANXV菅平合宿レポート | ラグビージャパン365

生き残りをかけて―青木恵斗・土永旭・JAPANXV菅平合宿レポート

2025/06/07

文●編集部


長野県・菅平で合宿を行っているJAPANXV、練習終了後、FL青木恵斗(トヨタヴェルブリッツ)とSH土永旭(横浜キヤノンイーグルス)が取材に応じた。2人ともアーリーエントリーでリーグワンデビューを果たしている。青木は第10節の浦安戦で初キャップを果たし、8試合に出場を果たしている。一方、土永はシーズン最終戦の第18節、東芝ブレイブルーパス東京戦で初キャップを果たした。2人とも大分合宿からエディー・ジャパンに帯同している。

FL青木惠斗(トヨタヴェルブリッツ)

青木恵斗

青木恵斗


大分からやっているので、だいぶスケジュールに慣れてきています。結構、ハードです。スケジュールもしっかり管理されている。ハードですけど学びの方多いので、そういった面ではやっぱり自分自身ラグビー選手として成長できているかなと思います。

エディー・ジョーンズHC

エディー・ジョーンズHC


――エディーさんのラグビーは 


速いテンポでボール出して、自分たちから仕掛けてアタックするところに関しては、難しいですけどでもそれをすることが、たぶん、ここで求められていることなので、繰り返し何度もスプリントしてヒットしていきたい。


(超速ラグビーは)スペースにボールを運ぶっていうところは面白いかなと思いますね。速いテンポでやっぱりやる分、ディフェンスに穴があると思う。やっぱりレベルが上がるにつれて、それは難しくなってくると思うので、しっかりと(レベルが上がっても)できるように精度をこの練習から上げていきたいと思いますね。

――菅平で何回も練習されたことがあると思いますが、何回目?


高校生から来ていて、8年目ぐらいですね。
帝京の思い出があって、きついですね。でもその分、涼しくて過ごしやすい環境なので、ラグビーは本当にしやすいと思います。


――明日は一般公開です


僕のプレースタイルはボールを持って前に出るところなので、そういったところを見てもらうことが一番いいと思うので注目していただきたい。チームとしてやっぱり超速ラグビーのところを掲げると思うので、その精度や速さを見てわくわくしてほしいですね。

――日本代表に残るために、どこをアピールしていきたい


僕の戦う相手はたぶん外国人選手で、日本人とタイプは違う。ここで生き残るにはフィジカルのところをどれだけ繰り返し何度も強いキャリアができたり、強いブレイクダウンに入れたりするところが求められている。このキャンプの期間、1回だけの強さじゃなくて、繰り返しできる強さをアピールしたい。


リーグワン経験できたことが一番大きいと今、思っていて、やっぱり対戦相手にはあまりマルコム・マークス、シャノン・フリゼルと世界のスーパースターがいる中でラグビーができて、自分のレベル、で現状もどこにいるのかも理解できた

本当に学びがあって、この前の試合(ホンコン・チャイナ代表)もやりましたけど、まだ自分には余裕があるので、これからスコッドに残ってレベルが上がるにつれて自分がどうしていくか考えたいです。


――リーグワンで対戦して誰が一番驚いた?


(ブレイブルーパスの)フリゼルがやっぱり一番強かったですね。スピードなくてもなんていうか痛いっていうか、なんか踏ん張りがきかないっていうか、全部相手にのられたので、そういったところでやっぱりまだ自分のフィジカルは持ち味ですけど、上には上がいるので、もっと自分も工夫して頑張りたいと思います。

――大分でのパフォーマンスについてレビューはありましたか?


最後の試合の評価がすごく高かった。普通にすごく評価していただいて、超速ラグビーをやる上でのアクセルの回数が2倍以上に増えていたので、そういったところは評価していただいたので、あとは自分の持ち味をどれだけ出せるか、頑張りたいです

(GPSの数値は)自分が来たときの2番以上でした。そこは(チームに)フィットしてきたのが一番かもしれない。慣れてきてどういうふうに動いたらいいのかわかってきた。あとは最後の試合を見ても、個人としても良いパフォーマンスが出せて良い感じに仕上がってきた。ゲームライクの練習でどれだけアピールできるかだと思うので、あとは頑張りたい。

SH土永旭(横浜キヤノンイーグルス)

土永旭

土永旭



大分からいて、菅平に選ばれたことも嬉しく思いますし、どんどんレベルも上がってきてハーフの選手も増えて、もっと緊張感が増しているかなと感じます。

超速ラグビーを体現するにあたってハーフというポジションがとても大事なので、テンポを上げるためにどんどんコントロール、ディフェンス、アタックに関してどんどん自分からコミュニケーションとってコントロールしていくようにと常に言われています。

SOサム・グリーン

SOサム・グリーン


ホンコン・チャイナとか大きい選手がいる中で自分たちの超速ラグビーが通用することがわかった。このラグビーをしっかり続けていって、自分たちのやりたいことをして世界で戦えるようにと思っています。

小村真也

小村真也


やっぱり質っていうのが大事で、やっぱ超速ラグビーを体現するのは、ブレークダウンの質が必要。今日も朝からブレイクダウンをやっていて、一つ一つのクオリティを上げていくのはとても重要なことだと思います。


――自分の武器は?


やっぱり自分としては左利きのキックを大学の時のときから武器にしているので、そういったところをどんどん伸ばしていいきたい。そういったところでは他にも負けたくないっていう思いはあります。 イーグルスに来てからはファフ(・デクラーク)に教わっています。ボックスキックのクロス側へのキックはファフに教わった蹴り方(背中を見せて蹴る)でやるとプレッシャーも来ないし、いいところに落とせる。キックだけ左ききです。気づいたときに左足でした。子どもの頃サッカーやっていても左で蹴っていた。

――エディーさんから指摘されていることは?


超速ラグビーを体現するにあたってSHというポジションはとても大事なので、やっぱりテンポを上げるためにどんどんコントロール、ディフェンス、アタックに関してもどんどん自分からコミュニケーションとってどんどんコントロールしていくようにと常に言われています。疲れたときにコールがなくなってくるとやっぱり判断とかも遅れてくるので、やはり全員がコミュニケーション取ってハーフからコントロールしていければいい。


――現在のSHの中では一番、レギュラーに近い?


超速ラグビーで、テンポを上げるラグビーっていうのは自分でも得意というか結構好きなラグビーです。自分でも持っていけるし、味方をトライまで繋げるっていう部分では自分も得意なプレーも混ざっているので、スペースがあればどんどん減っていければいい。自分にも合っているラグビーだなっていうのは感じています。

――例えば斎藤直人、藤原忍さんが来たときほど、彼らと競争していきたい?


やっぱり自分の持ち味を出していって、人それぞれ持っている武器は違うかもしれないので、そういったところをどんどんこの合宿でも伸ばしながら自分の成長に繋げていきたいと思っています。


――リーグワンにも出場しましたね


ちょっと経験して来られたのはちょっと大きかったです


――化粧水を持っている?


そうですね、必要数最低限のものは一応持っていっていますね。(肌は白いですが)
日に当たっても赤くなるだけです。


――日々のトレーニング中で何か楽しみですか?


ご飯、美味しいですね。いろんなメニューが出てきて、楽しみっていうのはそういうところがあります。

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ