7月5日、桜のジャージを着てファーストキャップを獲得したWTB石田吉平(横浜キヤノンイーグルス)は、水曜日に腰を痛め、前日練習も欠場した。試合当日のフィットネステストを受けて何とか予定通り先発出場を果たした。

石田吉平
対面はウェールズ代表61キャップを誇る、ジョシュ・アダムス。若手メンバー主体のチームの中で圧倒的な経験値を誇る選手と対峙。石田は「自分としてはそんな苦戦はしなかった。シンプルに緊張していて足が全然動かなかった」とサラッと話した。

ジョシュ・アダムスとの空中戦
後半の相手の足が止まってきた中で、石田の切れ味鋭いステップでボールを前進させることができるのはチームとしても大きな力になることは間違いない。ファーストキャップの80分と、次週、地元・神戸での戦いに向けた意気込みを試合後に聞いた。

ジョシュ・アダムスをステップで交わし前進する石田
WTB石田吉平

一生記憶に残るファーストキャップでした。
(対面:ジョシュ・アダムスに苦戦した?)自分としてはそんなことはなかった。 シンプルに、緊張していて足が全然動かなかったです。
(1stトライに繋がる良いアシストは?)やるべきことが明確だったので、それを遂行するだけだった。
(李)承信がうまく放ってくれたし、(松永)拓朗さんが走ってくれた。みんなでつながったトライだった。

松永拓朗のトライに繋がるアシスト

エディーさんに、ウェールズ代表との試合は、ラスト10分で決めると言われていた。後半、相手の足が止まることはわかっていた。2トライ差で抑えられたのは、ミスも多かったですが、踏ん張れてよかった。
(どこか痛めていた?)腰です。水曜日にギックリ腰をやりました。アドレナリンとかも出ていたが、スタッフも尽くしてくれたので良かった。

(あらためてファーストキャップを振り返ると)感慨深いですし、勝ったのは嬉しいですが個人のパフォーマンス的にはすごく悔しい。ここからどんどん成長していきたい。
(来週は神戸での試合なので)生まれ育った街で成長した姿を見せられるように頑張りたい。
