準決勝に進出したコベルコ神戸スティーラーズが22日、準決勝・東芝ブレイブルーパス東京戦のメンバーを発表。デイヴ・レニーHCとブロディ・レタリック共同キャプテンがオンライン取材に応じ、大一番への意気込みを話した。
コベルコ神戸スティーラーズ・準々決勝メンバー

1 髙尾 時流
2 北出 卓也
3 山下 裕史
4 ジェラード・カウリィトゥイオティ
5 ★ブロディ・レタリック
6 ワイサケ・ララトゥブア
7 ヴィリー・ポトヒエッター
8 サウマキ アマナキ
9 日和佐 篤
10 ブリン・ガットランド
11 松永 貫汰
12 ラファエレ ティモシー
13 マイケル・リトル
14 植田 和磨
15 李 承信
16 松岡 賢太
17 カウヴァカ・カイヴェラタ
18 渡邉 隆之
19 小瀧 尚弘
20 ソロモネ・フナキ
21 中嶋 大希
22 タリロトゥ・ファカトゥロロ
23 イノケ・ブルア
デイヴ・レニーHC
メンバーのセレクションに関してですが、このシーズン初めて2週連続で同じメンバーじゃないかと思います。チームの継続性という意味ではいいセレクションだったと思います。また、毎週あることですが、外国人枠の兼ね合いで、誰を出すべきなのか、自分たちのチームが必要としている状況に応じて、メンバーに入る、入らないを決めています。
ですから本当に素晴らしい能力を持っている選手でもメンバーに入っていないということが起きてしまいます。
チームとして力強いメンバーを出場させることができていることはとてもハッピーだし、彼らが素晴らしいパフォーマンスを出してくれると思うととてもエキサイティングな気持ちです。
――前回の対戦では大量失点で負けてしまった。どういった対策をしてきたか?
戦術の細かいところはお話できませんけど、前回の試合ではいいアタックはできていたと思います。ディフェンスの部分は良くなかったですし、一つ一つのタックルの精度というところも良くなかったです。ディフェンスラインのスペーシング、コネクション、すべての部分が良くなかった。
もちろん東芝さんの持っている脅威というところも理解していいますし、クウォリティの高い選手も多いです。ラインブレイクができる選手も多いのですが、自分たちがどれだけ最高のパフォーマンスをするかということにフォーカスしています。
理想としては、相手に対してしっかり自分たちのプレーをして、プレッシャーをかけながら時間であったり、スペースをどれだけ与えないかということが大事になってくるでしょう。そこを実現するために今週もいい準備をしてきましたし、ハードワークしてきました。
前回大敗した相手にもう一度チャレンジできるということは、チームにとってもエキサイティングです。
――東芝はリーグ戦で一番トライを取っているチーム。ハイスコアな試合になると予想していますか?
今まで東芝さんと試合をしている時、いつもトライの取り合いになります。ブロディキャプテンもいったように常に自分たちのがチャンスを無駄に与えないとしても、いいアタックを持っているチームなので、その回数を減らしていくことも大事ですし、自分たちのチャンスをしっかりと仕留めることも大事です。
――クラブの歴史やチームスピリットを大事にされている印象がありますが、準決勝を前にどんなチームであることを証明したいか
自分たちがどういうチームなのか、DNAの部分で自分たちが誰を代表として戦っているかを深く理解できているチームです。やらなくてはいけないのは、週末どれだけ自分たちのパフォーマンスができるか、神戸に対して強い思いをもっているかということを見せることができるかだと思います。
先週はいいパフォーマンスを出せましたけど、今週もステップアップする必要があります。前回とはメンバーも違います。またチームの中にはモチベーションとなる要素がたくさんあります。会社であったり、神戸の街を代表することだったり、今週末ジャージをきることができないメンバーもいます。彼らを代表して戦うという気持ちも大事だと思っています。
――トッド・ブラックアダーHCと準決勝で戦うことについて
自分も楽しみですし、彼も楽しみではないかなと思います。先週、ちょっと話をする機会がありました。その時は誰と戦うことになるかわからなかったですが、トッドに関しては素晴らしいコーチだと思いますし、2人ともどれだけ自分たちのチームの力を最大限出せるかということにフォーカスしている。東京で週末会えることを楽しみにしている。
コベルコ神戸スティーラーズ ブロディ・レタリック共同キャプテン

ブロディ・レタリック共同キャプテン
コンニチハ。今最後のチームとしての練習は終わりました。準決勝に向けた1週間のいい準備ができて準決勝に向かうことができてとても嬉しく思います。
シーズンの終盤になってくれば、どれだけ自分たちに対する自信と、やってきたことが間違っていなかったか、というところを再確認できるかだと思います。今はエキサイティングな気持ちで準決勝に迎えられると思います。
――前回大敗した東芝相手に
HCがうまくまとめてくれたと思いますが、一つ付け加えるとしたら自分たちがボールを持っているときにどれだけ精度高く完成できるか、そこで簡単にチャンスを与えないかということも大事だと思います。
シーズンを通じて言えることでうsが、自分たちがしっかりとボールをキープし続けて、継続しながら正しいエリアでアタックし続けることができればどのチームに対してもスコアをして帰ってくることができていたので、それをやり続けていきたい。
また簡単に相手にアタックできる時間を与えない。ディフェンスの時間を無駄に多くしすぎないということも大事だと思う。
――クラブの歴史やチームスピリットを大事にされている印象がありますが、準決勝を前にどんなチームであることを証明したいか
自分はメンバーに選ばれてラッキーな一員だと思っています。このメンバーに選ばれている以上、どれだけ自分たちが会社であるとか、応援してくれている人たちのためにパフォーマンスを出していきたい。
今シーズンは阪神・淡路大震災から30年であることも話してきましたし、フィールドに出ている選手がそれをどういうふうに表現できるかといえば、どれだけ必死さを出し続けて、自分たちの思いをだせるかと思っています。自分たちとしてはもう1週、試合ができるチャンスがあるので、やりきっていきたい。その上で結果を残していきたい。
――先週1週間試合をしたことはどうプラスにしていきたいか
間違いなく先週末試合をしたことプラス、今週も同じメンバーというところがチームの中でも継続性をもって試合に臨めるので素晴らしいことだと思います。東芝さんにはプレーオフを経験している選手が沢山います。プレーオフの試合というのがどういうものかは十分理解していると思います。神戸にとっては久しぶりだったので、先週末を経験できたことで、プレーオフのラグビーがせめぎあい、腕相撲のような試合になり、そこで勝ちきれるかということが大事なんじゃないかというところの理解ができたのはよかった。
先週末の試合でも24 vs 20で相手に流れが言っている状態で自分たちの長いディフェンスをし続けて、流れを取り返さなければならない時間帯がありました。そこで自分たちが得たチャンスをポイントに変えることができたということは自分たちの自信に繋がりました。