ワイルドナイツがスピアーズに劇的逆転勝利で首位浮上、SO山沢拓也「今日みたいな試合が経験できてよかった」 | ラグビージャパン365

ワイルドナイツがスピアーズに劇的逆転勝利で首位浮上、SO山沢拓也「今日みたいな試合が経験できてよかった」

2026/03/14

文●斉藤健仁


ByeWeek(休みの週)明けの3月14日、リーグワン・ディビジョン1の第11節が行われた。東京・秩父宮ラグビー場では首位に立つクボタスピアーズ船橋・東京ベイと、3位の埼玉パナソニックワイルドナイツと、9勝1敗の強豪同士が激突した。

後半、フィジカルで勝るスピアーズにプレッシャーを受けて25-30と5点を追う終盤、ワイルドナイツは自陣からアタックを継続し、37フェーズの末、最後はWTBに入っていたFB野口竜司が右隅にトライ。ロスタイム、SO山沢拓也が難しい角度のゴールを沈め、32‐30とワイルドナイツが逆転勝利を収めた。

POMには、10番としてトライにつながるグラバーキックや、正確なプレースキックで勝利に大きく貢献したワイルドナイツのSO山沢拓也が選ばれた。

HIGHLIGHTS



埼玉パナソニックワイルドナイツ SO山沢拓也


――試合を振り返って

なかなかタフな試合だったと思います。クボタの強みを知りながらも、負けてはいけない部分があるので、より意識して1週間、過ごしてきた。(相手の)大きなFWや重さの部分があり、そこは避けられないところなので、1週間の準備も今日の試合も特にFWが頑張ってくれた。


――最後、37次攻撃でトライを挙げて、プレースキックも決めて逆転できた要因は

上手くいったところといかなかったところあるが、ベースのところが良かったからこそチャレンジできた。チームの助けがあったからこそトライができたかな。

――プレースキックは1本目は外しましたが、あとは決めましたね

風のところは、個人的は難しかったが、途中から吹っ切れながら蹴った。(右隅は)得意とかはないですが、自分が蹴りたいところにボールを持っていくことを考えていた。ただ正直(最後は)体も疲れていたので、ただ蹴りました。チームの流れがあったからこそ、あのようなキックにつながったかな。(プレッシャーは時間制限があるので)感じる暇がなかったです。

――30何フェーズのアタックでは良いランもありました

30フェーズもあったんですね!ヘトヘトだったのですが、チームとして攻めるしかない状況だった。ボールを持ちながらアタックすることで相手にプレッシャーがかかる。それを続けることでアタックするスペースが出てくる。最後は気力の部分もあったが、ボールをキープし続けることができてよかった。


(ランでゲインしたシーンは)いけるかなと思った。外の人たちでアタックする中で、(SOとして)前を見ながらプレーをしたいと思っているので、チャンスがあれば(相手の隙を)狙っていけるようにしたい。
――長いフェーズのアタックは練習していた?

30フェーズはやっていないです(苦笑)。総合力として、チームとしてみんなやることを理解していたし、チームとしてやり切ることがよかった。

――前半はキックの蹴り合いで勝っていましたね

特に(WTB竹山)晃暉はキックが上手なので、上手くエリアを取ってくれて、助けになっていると思う。

冴えていたWTB竹山晃暉のキック

冴えていたWTB竹山晃暉のキック



――ショートパントなどのキックは戦術として用意していた?

プランとして持っていたわけではないが、そこにチャンスがあると思っていたし、その人の判断やコールで選択したプレーになったと思います。

(前半の竹山選手のトライアシストは)スペースが見えたので(裏に蹴って)晃暉にお願いした。

オッキー・バーナード

オッキー・バーナード


――熱戦でしたが、やっていて楽しかった?

見ている人は楽しかったと思いますが、やる方はFWの勝負がすごくあったので、FWの人たちがすごく頑張ってくれた試合だった。(タックルも)激しかった。

――神戸に負けて、その後2連勝です

一試合一試合、チームとしてやるべきことをやって積み上げていく。ラグビーはチーム力だと思うし、そこがパナソニックの強みだと思うので、試合をやるごとに良くしていきたい。

――今季からBKコーチだった金澤さんが監督に昇格しました。何か変化を感じる?

変化は大きくはないが、昨シーズンもBKコーチで話していた。(今シーズンから)監督になったが、良く話しかけてくれています。

――弟のSO/FB山沢京平選手もそろそろ試合に復帰できそう?

そこは待っている感じですね。自分は弟が来るまで弟を持っています。負けたくないとは思っていない、一緒にやりたい方ですね。

リサラ・フィナウ

リサラ・フィナウ


――今シーズン、調子が良いように見えますが……

良いとは思っていないですが、チームの土台があるからこそ、です。チームの助けがあったからこそ、そういったプレーができていると思います。


――プレースキックの調子も良い?

それは自分の仕事だと思うし、チームには良いキッカーがいますし、自分も入れるようにしますが、信頼できる選手ばかりなので、助け合いながらやりたい。

風は苦になりますが、もう少し読めるようになりたい

――今シーズン、そろそろ優勝したい?

いつもしたいと思っているが、今日みたいな試合を経験できて良かったなと思います。

SCOREBOARD

NTTジャパンラグビー リーグワン 2025-26 ディビジョン1 第11節 交流戦

  • TRY(3)前半24分 9.藤原忍, 後半3分 14.根塚洸雅, 後半18分 5.デーヴィッド・ブルブリング
  • G(3)前半25分・後半4分・後半19分 10.バーナード・フォーリー
  • PG(3)前半19分 11.ハラトア・ヴァイレア, 後半24分 15.ショーン・スティーブンソン, 後半33分 10.バーナード・フォーリー
  • PENALTY
  • PK(2)
  • FK(0)
  • TRY(4)前半14分 12.ダミアン・デアレンデ, 前半34分 14.竹山晃暉, 後半29分 19.オッキー・バーナード, 後半42分 15.野口竜司
  • G(3)前半35分・後半30分・後半43分 10.山沢拓也
  • PG(2)前半31分・後半6分 10.山沢拓也
  • PENALTY
  • PK(6)
  • FK(0)
  • クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

    藤原忍

    藤原忍


  • 1 紙森陽太 後半19分 OUT → IN 17 海士広大
  • 2 マルコム・マークス 後半19分 OUT → IN 16 江良颯
  • 3 オペティ・ヘル 後半19分 OUT → IN 18 イジ—・ソード
  • 4 ルアン・ボタ 後半27分 OUT → IN 19 メルヴェ・オリヴィエ
  • 5 デーヴィッド・ブルブリング
  • 6 タイラー・ポール
  • 7 末永健雄
  • 8 マキシファウルア 後半19分 OUT → IN 20 アキラ・イエレミア
  • 9 藤原忍 後半30分 OUT → IN 21 谷口和洋
  • 10 バーナード・フォーリー
  • 11 ハラトア・ヴァイレア
  • 12 廣瀬雄也
  • 13 リカス・プレトリアス
  • 14 根塚洸雅 後半35分 OUT → IN 23 山田響
  • 15 ショーン・スティーブンソン
  • 16 江良颯
  • 17 海士広大
  • 18 イジ—・ソード
  • 19 メルヴェ・オリヴィエ
  • 20 アキラ・イエレミア
  • 21 谷口和洋
  • 22 押川敦治
  • 23 山田響
  • 埼玉パナソニックワイルドナイツ

    ジャック・コーネルセン

    ジャック・コーネルセン

  • 1 稲垣啓太 後半19分 OUT → IN 17 木原優作
  • 2 坂手淳史 後半20分 OUT → IN 16 佐藤健次
  • 3 ヴァルアサエリ愛 後半20分 OUT → IN 18 リサラ・フィナウ
  • 4 リアム・ミッチェル
  • 5 エセイ・ハアンガナ 後半19分 OUT → IN 19 オッキー・バーナード
  • 6 ベン・ガンター 後半30分 OUT → IN 20 長谷川崚太
  • 7 ラクラン・ボーシェー
  • 8 ジャック・コーネルセン
  • 9 小山大輝 後半24分 OUT → IN 21 萩原周
  • 10 山沢拓也
  • 11 長田智希 後半27分 OUT → IN 22 モーリス・マークス
  • 12 ダミアン・デアレンデ
  • 13 ディラン・ライリー
  • 14 竹山晃暉 後半30分 OUT → IN 23 齊藤誉哉
  • 15 野口竜司
  • 16 佐藤健次
  • 17 木原優作
  • 18 リサラ・フィナウ
  • 19 オッキー・バーナード
  • 20 長谷川崚太
  • 21 萩原周
  • 22 モーリス・マークス
  • 23 齊藤誉哉
  • 斉藤健仁
    スポーツライター。1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。印刷会社の営業を経て独立。サッカーやラグビー等フットボールを中心に執筆する。現在はタグラグビーを少しプレー。過去にトップリーグ2チームのWEBサイトの執筆を担当する。リーグワン、日本代表を中心に取材。

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