1日、横河武蔵野アルテミ・スターズは3度目の優勝を目指し、YOKOHAMA TKMとの決勝戦に挑んだ。
序盤敵陣での時間帯が続くも中々トライを取り切れない中、TKM、山本実に先制トライを許してしまう。それでも30分、サクラフィフティーン、櫻井綾乃のトライで5-7として前半を折り返す。

前半30分櫻井綾乃のトライ
後半、山本和花キャプテンのブレイクからアタックにモメンタムが生まれるとTKMがペナルティ。敵陣ゴール前のラインアウトからHO谷口琴美のトライで逆転に成功。勝負の後半20分を迎える。「FWを抑え込むことができなかった」(山本和花キャプテン)、TKMのゲインを許すと、後半24分、西村澪に同点トライを許し、山本実がゴールを決め12-14と再び追いかける立場になる。

後半16分、谷口琴美のトライ

アルテミ・スターズが逆転
後半36分、ペナルティートライで引き離されると共にSH津久井萌にイエローカードが出され数的不利な状況となる。それでも、FB西舞衣子が裏のスペースに抜け出てブレイク。さらに梅津悠月がゴールに迫る。残り3分、9点差、山本和花キャプテンはトライを取ることを選択。FWでフェイズを重ねるも、TKMも粘り強いディフェンスでトライを許さない。

西舞衣子

梅津悠月

後半終了間際ゴールに迫るアルテミ・スターズに対してTKMが守り切る
最後の好機も活かすことができずそのままノーサイド。アルテミ・スターズは12-21で敗れ3度目の日本一を果たすことができなかった。
今シーズンセブンズではキャプテンを務め、15人制では12番をつけ、時に10番としての役割を遂行した片岡詩選手に試合後話を訊いた。
横河武蔵野アルテミ・スターズCTB片岡詩

片岡詩(中央)
――今日はいいタッチキックもありました
自分的には何本かミスしてしまった部分があったので、そこでキックを決めておけば(トライが)穫れたかなという後悔もあります。でも思い切ってやるということはできたと思います。
――逆転を許してからの残りの時間について
絶対取り切るという気持ちでいました。まだまだこれからトレーニングを頑張っていかないといけないと思いました。

――関西王者・PEARLSに勝利して決勝進出。チームとしてどういうところが良くなった?
最初、関東大会でTKMに負けた時はFWが主力で結構やっていました。TKMに負けてから、試合ごとに修正をしていってFWとBKのバランスがしっかり取れてきて、BKでもしっかり取り切れるようになったことでチーム全体のレベルが上がったと思います。
――BKの成長につながったのは練習などでどういうところを意識していたから?
BK内でボールをポロポロ落としてしまう場面が結構ありました。それをみんなで分析して、しっかりとボールキープしようという風に毎回の練習で意識してやってきました。
――例えば、どんな練習?
相手をつけてフェイズアタックの時にどうアタックするかということを意識しながら。
――7人制では新しい選手も入っていい形でシーズンを終えましたが、それは15人制にも活きた部分はありますか?
セブンズでは花園大会でしっかり最後まで勝ち切れたというところで15人制で関東大会のフェニックス戦でも逆転されたんですけれども、最後まで諦めずに逆転トライをして勝ち切れたかなと思います。

――7人制と15人制、ご自身のプレーでの成長は?
プレー部分でも人間性でもキャプテンも経験して成長できたかなと思います。
――7人制と15人制の違いは?
全然違いますね。セブンズは足が速い人が目立ってしまうというところがあると思いますが、15人制はそれぞれ体格も役割も違うし、それぞれが活躍できるという部分では15人制はすごく魅力を感じます。
――昨年のワールドカップをみてどう感じたか。
じぶんもあの場で一緒にプレーしたいなと思いましたし、今回この全国大会までいけてさらにラグビーが好きになったし、15人制の代表でプレーしている方たちからも刺激をもらってもっと追いつける存在になりたいと思っています。

――今日は10番の位置でプレーしたりもしてましたね。
2年目の時は10番を何回かやらせてもらったことが合ったんで、12番でも10番がいない時にどう動かすかというのはしっかり判断できたんじゃないかなと思います。
――相手の10番は代表の山本実さんでした。
実さんは本当に冷静だなというところが試合していても伝わってきました。自分も冷静でいたいなと思っているんですけど、やっぱりカッとなっちゃうと一つの事に集中しがちなので、接戦の時は余計に冷静な判断が必要になってくるので、そういった部分で私も冷静に判断できるようになりたいです。

