サクラフィフティーン、ワールドカップスコッド分析レポート | ラグビージャパン365

サクラフィフティーン、ワールドカップスコッド分析レポート

2025/08/14

文●編集部


女子ラグビーワールドカップ2025・イングランド大会に挑むサクラフィフティーン。そのスコッド32名の顔ぶれは、過去大会との連続出場やキャップ数の急増、FWの体格変化など、チームの成熟と進化を物語っている。所属クラブや出身校、年齢構成からも、今大会に向けた育成と選抜の背景が浮かび上がる。データで読み解く、サクラXVの現在地とは──。

出場回数別:32人中19人がW杯連続出場。3大会連続は4人

3回目:4人(齊藤、長田、津久井、山本)
2回目:16人(加藤、北野、小牧、永田、谷口、櫻井、佐藤、吉村、川村、向來、細川、阿部、大塚、古田、今釘、松田)
初代表:12人
複数回の20人のうち、17年に代表となって22年を欠場した櫻井以外の19人は前回からの連続代表だ。


2017→2022の連続出場は9人だったから倍増。前回は大会の間隔が5年と開き、ヘッドコーチも交代、コロナ禍による活動休止期間にライフプランを変更した選手もいたかもしれない。対して今回はW杯の間隔が3年と短縮されたこと、レスリー・マッケンジーHCが継続して指揮を執りセレクションを担当していることが影響しているだろう。

代表キャップ数:総キャップ数は721。平均も前回から倍増して22

代表の総キャップ数には大きな変化があった。
2017年の代表31人(追加登録含む)の総キャップ数は178(1人平均5.7)
前回2022年の代表32人の総キャップ数は366(1人平均11.4)。
そして今回は総キャップ数721。1人平均22.5だ。大会を重ねるごとに、サクラxvの総キャップ数は倍々ゲームで増え続けている。
前回までのW杯スコッド決定時の最多キャップTOP5は

最多キャップ数50の齊藤聖奈(PEARLS)

最多キャップ数50の齊藤聖奈(PEARLS)


2017:①齊藤聖奈15、②鈴木実沙紀14、③井上愛美12、④末結希、鈴木彩香、マテイトンガ、田坂藍…各9
2022:①齊藤聖奈31、②鈴木実沙紀30、③南早紀25、④山本実21、⑤津久井萌19
だった。それが今回は
①齊藤聖奈49、②津久井萌41、③長田いろは39、④山本実37、⑤古田真菜35
と大きく増えている(しかし、3大会とも代表最多キャップはずっと齊藤聖奈なのだ…それもすごい。聖奈はもう10年近くの間、ずっと日本代表で最も経験豊富な選手であり続けているのだ…)。

BK陣では山本実に次ぐキャップ数の古田真菜(東京山九フェニックス)

BK陣では山本実に次ぐキャップ数の古田真菜(東京山九フェニックス)

プレミアムコラム

この記事の続きを読む。

購読手続をすると全ての内容をお楽しみいただけます。
メールアドレス
パスワード

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ