全国女子選手権決勝・必見選手②、山本実(SO/横浜TKM) | ラグビージャパン365

全国女子選手権決勝・必見選手②、山本実(SO/横浜TKM)

2026/01/30

文●大友信彦


1日の全国女子選手権決勝で、初の15人制王座に挑むのがYOKOHAMA TKM。その司令塔として攻守のタクトを振るのは山本実――ミノリだ。

山本実(やまもと・みのり/YOKOHAMA TKM)

(SO・29歳・169/69 田園RS-東海大相模高-日体大-Pearls-ウースター・ウォリアーズ-セール・シャークス)

2025年9月、自身3度目となったワールドカップから帰国すると、関東大会では10月26日の初戦・Pieces戦から1月4日の最終戦・東京山九フェニックス戦まで6試合すべてに背番号10のSOで80分フルタイム出場でゲームを統率。Pieces戦では万全のゲームトントロールでチームを77-0の完勝に導いてスター・オブ・ザ・マッチを受賞。

優勝をかけた最後のフェニックス戦では、全国4連覇を目指すライバルを相手にキックでエリアを支配、19-14の勝利と初の関東大会タイトルを戸塚のクラブハウスにもたらすと、1月17日の全国選手権準決勝では日本経済大を相手に開始5分に自ら先制トライ。64-19の大勝へと黄色いジャージーを牽引した。

山本実

山本実

「エッジのアタックはチームとしてずっと取り組んでいたところでしたから」

試合を終えたミノリは柔らかい表情で振り返った。先制トライはFBのフランス代表ヨレイン・イエンゴがトライライン目前までゲインしたところで右のタッチライン際へSO自ら走り込んで決めたものだ。サクラXVでは41のテストマッチを戦ってトライはゼロ。持ち味はキックを使ったゲームメークで、自ら多くのトライを取るタイプではない山本が、先制トライを取り切った。

「キックには自信があります。WTBのアカニシはキャッチングが上手いし、捕ってからの身のこなしも上手い。でも今日は、そのスペースを認識しつつ、ボールキープしてのアタックを大事にしていきました。その上で、ちょっと流れに乗れないときにはキックパスも使って。今日はみんな、自信を持って戦えました」

キックは得意だがキックだけではない。ランだけでもない。キック、ラン、パス。常に複数のオプションを頭に入れて、最適と思ったカードを切る。それを支えるのは豊富な経験だ。

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